國田 圭作 教授の論文が学術誌に掲載されました

國田 圭作教授の論文が、令和5年12月に以下の学術誌に掲載されました。

掲載誌

消費者行動研究 早期公開
消費者行動研究 2024年3月予定(Vol. 30)No.215-34

論文タイトル

ブランド経験研究の現在と展望  ─実証研究を中心としたシステマティックレビューから(査読付)

概要

「持たない消費」など今日の消費者行動の変化に対し、ブランド経験の提供とそのマネジメントは企業にとって重要なテーマである。ブランド経験が学術的に定義されてすでに20年以上が経つが、その特性についての研究はまだ十分ではない。
本研究は現時点のブランド経験研究の到達点を確認し、そのうえで今後の研究の方向性を提示することを目的として、先行研究(1991年から2015年までのブランド経験文献レビュー)を引き継ぐ形で2015年から2022年までの文献のうち107本(うち98本が実証研究)についてレビューを行った。その結果、ブランド経験がブランドロイヤルティなどの企業成果に与える影響の研究は一巡したが、ブランド経験概念自体の研究はまだ進んでいないことがわかった。そのうえで、今後のブランド経験研究の展望を、2つのリサーチアジェンダとして提示した。
本研究はブランド経験研究にとっての資料的価値だけでなく、ブランドマネジメントの実務にも有用な知見となるだろう。

外部リンク
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/acs/advpub/0/_contents/-char/ja

著者コメント

発行元の日本消費者行動研究学会はマーケティング・消費者行動論の分野で日本のトップジャーナルの一つ。

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