経営経済学部主要科目の特徴

基礎ゼミナール1

大学生活における仲間作りと同時に大学における「学び」への動機づけを行う。大学での主体的な学びに必要な基礎的能力、特に「話す」「聴く」コミュニケーション能力の育成に重点をおき、グループワークの様々な手法(ブレインストーミング、KJ法など)をある程度習得することを目標とする。また、大学学部における科目群の履修を順調に行うことができるよう、制度理解を促進し、履修指導を実施する。

基礎ゼミナール2

専門教育課程への接続のための演習科目である。学園祭での模擬店経営を通じて、企画の練り方、企画書や収支計画書、決算報告書など経営に必要な知識・スキルを実践的に学び専門教育への問題意識を養う。また、大学での学習に必要な基本的なスキルである「読む」「書く」コミュニケーション能力を高める。論説文の読み方指導やPREP法(Point、Reason、Example、Point)を用いたプレゼンテーションやレポート・小論文の執筆を通じ、専門教育への橋渡しをする。最後に、学部の制度と仕組みを理解させ、コース・ゼミ選択の指導を行う。

ICT1

パソコンのハードウェア、周辺機器、ソフトウェア、ネットワークの基本的な仕組み、ネット社会における留意事項について理論的に学びます。同時に、インターネット関連ソフトウェアの利活用の方法やスマホなどの他の情報機器とPCとの連携方法について実践的に学ぶことを通じて、情報検索・収集の方法、各種の情報ツールの活用方法を修得します。毎回の授業では、手書きでレポートを作成し、提出してもらいます。最後に、PowerPointを使ったプレゼンテーションの技法について学びます。

ICT2

大学生として必要となるメールや論文などで利用する文章記述方法について学ぶ。 そして、メールソフト、ワープロソフト、プレゼンテーションソフト、表計算ソフトなどを用い、大学生に必要なレポート作成と提出、論文の体裁、ビジネス文書の作成方法などについて学ぶ。途中で、自分で考え、まとめた内容を議論するためのプレゼンテーション作成方法についても学ぶ。

キャリア設計論基礎1

早期年次から、卒業後のキャリアについて自分らしい思考や計画づくりを始められることを目的とする。そのために1年次の春学期では「充実した大学生活とは」「現在から未来にかけて予測される労働環境」について、グループワークや個人ワークを取り入れながら学んでいく。「充実した大学生活とは」においては、先輩や卒業生の大学生活やアルバイトなどの体験談に触れ自らの大学生活のヒントに。「現在から未来にかけて予測される労働環境」においては、就活の構造の把握、多様化する仕事・雇用形態、長寿化による影響など、昨今目まぐるしく変化する働き方のアウトラインを知る。※SPI対策を並行する

キャリア設計論基礎2

早期年次から、卒業後のキャリアについて自分らしい思考や計画づくりを始められることを目的とする。そのために1年次の秋学期では「社会に触れる」「働く楽しさに気づく」について、グループワークや個人ワークを取り入れながら学んでいき、大学生活を通じて自分が熱中できることを一つ見つける。「社会に触れる」においては、今後の社会人に求められる基礎力の中身や必要とされる背景、留学生の終了環境、労働と健康も問題やその保護のための法律などについて学ぶ。「働く楽しさに気づく」においては、実務講師や外部講師の講演、職場見学などを通じて働きながら得られる成長実感や感情などを疑似体験し、仕事観の視界を拡げていく。その結果、「大学時代これだけは熱中した」と言い切れることを計画する。※SPI対策を並行する

商業入門

現代の社会においては生産と消費が分離し、両者の円滑な結合が不可欠となる。そのために必要なのが流通という活動であり、流通入門では、われわれが日常生活を営む中で多くの商品・サービスが生産者から消費者にわたるまでの流通過程の基本的な仕組みを理解する。次に、メーカー(生産者)、卸売業者、小売業者といった各主体が実際に実行している具体的な流通戦略とこれらを調整する機能を果たす政府による流通政策にも触れながら、現代人の多種多様なライフスタイルを支える今日の流通の役割について学習する。本講義では、流通の基礎的な原理および歴史的変遷を理解すると同時に日本の流通システムに置ける固有の課題と対応策についても学ぶ。

倒産法

行政法は、憲法や民法、会社法などとは異なり、特定の法律の名称ではなく、国や地方自治体が行政事務を行う際の根拠となる多くの法令を総称したものである。行政法という学問は、これらの法令に共通する一般的法則を整理・理論化したものである。企業活動にせよ個人の生活にせよ、行政法がさまざまな場面で関わっており、行政を貫く基本的な原理を理解しておくことは、社会生活にとっては有用である。本講義では、行政の外部関係(行政主体と私人との相互関係)、行政の内部関係、行政の運営や執行の論理等を学ぶ。

経営学入門

本講義では、経営学の入門科目として、企業の理念、社会的責任、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)などを中心に経営学の体系と概念を学習し、2年次以降のマネジメント関連の専門的な講義を受講するために必要な基礎知識を身につけることを目的とする。具体的には、経営、組織、企業等に関する代表的なキーワードを取り上げ、それを受講者が理解し、自らの知識として、身につける。2年次以降の経営学に関する専門科目を理解するための基本的な知識の修得を目指す。

経営管理論 1

本講義では、経営管理の基本的な枠組み(意思決定、組織デザイン、モチベーション、リーダシップなど)を学ぶことが目的である。実際に経営者が企業の経営を管理していく上で、人事面、財務面等、多種多様な幅広い知識を有することが不可欠となる。具体的には、経営管理の概念変遷や生成過程を理解した上で、競争戦略を主要テーマとした人的資源に焦点を当て、その基礎となる理論及び現代企業による経営管理(マネジメント)の実践を学んでいく。また、日本企業に固有なマネジメントの特性やコーポレートファイナンスについても学習する。

経営組織論 1

本講義では、経営資源のなかで、とくに「ヒト(人的資源)」に焦点を当て、それを「個人」、「集団」、「組織」といった多様なレベルにおいて解明していく。ミクロ的な側面からは、組織構成員が、いかにして組織参加から満足を得るか、いかにして職務遂行に動機づけられるかなど、組織運営を行う際に必要となる「動機づけ」や「リーダーシップ」に関する理論、「個人の欲求」に関する理論などを学ぶ。マクロ的な側面からは、現代企業を代表する組織としての企業を中心に、組織構造、組織機能などについて様々な観点から理解を深める。

企業と社会

経営は、主に「企業」を舞台に展開されている。本講義では、我が国における製造業での企業経営の事例を紹介しながら、「企業」とは何かについて学ぶ。具体的には、なぜ人間は企業を創るのか、企業を取り巻く環境(社会や市場など)について注目し、授業を進める。講義の内容は、企業経営に関する理論についての座学を行いながら、経営用語を習得するとともに企業経営を考える。さらに、ケーススタディを踏まえながら、経営学の考え方を事例から説明し、実態から経営学の理論に結びつく作業を行う。

経済学入門

1年次に設置された経済学の入門科目である。経済学の学問体系に沿って体系的に学ぶのではなく、「経済学的な考え方」や「経済学の基本的な概念」を使えば、日常生活のさまざまな現象をどのように把握できるかについて学ぶことを主な目的とする。可能なかぎり身近な事例を取り上げ、一般常識と異なる「経済学特有のモノの見方」や『経済学特有の概念や用語」に慣れさせるようにする。

ミクロ経済学 1

ミクロ経済学は、マクロ経済学と並ぶ、経済学の基礎領域であり、企業や家計といった経済主体の最小単位の行動や市場を分析対象とする。本講義では、需要、供給、均衡などの基本的な概念について学んだ上で、市場において需要と供給が調整される仕組み(市場メカニズム)について学ぶ。具体的には、需要供給分析による均衡価格・均衡取引量の決定メカニズムと余剰分析について学んだ上で、それらの分析手法を用いて、具体的な財に即して価格や取引量の変化を分析したり、政府のおこなう様々な政策の是非を評価できるようにする力(理論の応用力)を養う。

マクロ経済学 1

マクロ経済学は、ミクロ経済学と並ぶ、経済学の基礎領域であり、経済成長、好景気や不景気、インフレやデフレ、そして失業などの経済現象がなぜ発生するのか、それに対して政府が何をすべきかについて学ぶ。具体的には、国内総生産、物価、失業率などの経済の現状を測定するための基本的なマクロ集計量とその意味・役割について学んだ上で、長期のマクロ経済の分析(経済成長の決定メカニズムの分析)、好景気・不景気などの短期の経済変動の分析(総需要と総供給による物価・国内総生産・失業率の決定メカニズムの分析と政府の役割)について学ぶ。

公共経営1

財政学は、政府による歳出や歳入の管理(財政活動)の仕組みがどのようになっているのか、それが我々の経済生活にどのような影響を及ぼすのか、財政活動の仕組みはどうあるべきかを考える学問である。本講義では、国の歳入(収入)と歳出(支出)について学ぶ学問である財政学の基本的な理論を学ぶことを通じて、日本の財政が抱える諸課題を理解し、税制や社会保障のあり方など、今後の改革の方向性について考察することを目標とする。

マーケティング論1(初級)

商学入門では、商学に関する全般的な概説をもとに、商業取引を実践するために必要な広い範囲での基礎的知識の獲得をめざしている。具体的には、生産者により生産された商品が消費者にわたるまでの流通構造をはじめとして、商業活動において商業者が商品を顧客に販売するための販売管理手法、そしてこのような様々な取引行為に生ずる金銭の流れを把握するための資金管理面までを理解することが求められる。これにより流通論、マーケティング、会計学などの専門科目におけるそれぞれの初歩的な基本理論を総括的に学習することが可能となる。

マーケティング論1(上級)

ピーターF.ドラッカーによれば、事業運営における基本的な命題は事業の永続性であり、事業の目的を顧客創造と捉えた場合、事業の基本機能にはイノベーションと共にマーケティングが位置づけられる。本講義ではこのような観点のもと、経営において中核的な役割を果たすマーケティングという概念について、基礎的な理論の習得と実践的な応用の習得を目指す。マーケティングという概念を「売れる仕組みづくり」と定義し、市場調査、販売計画、製品計画、仕入計画、販売促進、顧客満足など、「売れる仕組みづくり」に関わる諸理論を学ぶ。

簿記入門

複式簿記の基本原理である取引の範囲・取引の八要素(費用・収益・資産・負債・純資産)の認識及び会計処理(仕訳)を学修する。複式簿記一連のシステムを解説し、簿記特有の用語に慣れ、理解できるように講義を行う。専門用語を繰り返し学び理解することに主眼を置き、演習問題及び計算力を身につける。さらに将来、社会人として活躍できる「人間力」の向上とともに、「社会力」の増進をはかり、日商簿記検定3級、全経簿記検定3級等にチャレンジする。職業会計人に役立つ「計算力」・「会計力」を身に付けることを本講義の目標とする。

コーポレートファイナンス

1995年以降、日本の株式市場で機関投資家が台頭するとともに、株主価値経営が注目されるようになった。日本の企業は、総資産、売上高、シェアといった規模拡大重視の姿勢から、ROE、ROAなどの利益率、フリーキャッシュフローを重視しながら経営を行わなければならなくなっている。そのため、財務管理は現代の企業経営にとって重要な位置を占めるようになってきている。しかし、サブプライム問題、金融危機そして金融不安によって、株主価値経営の是非が問われるようになった。本講義では、現在、企業が抱えている問題について検討する。

データサイエンス入門

本講義では、初歩的な統計処理、データ分析の考え方と使い方を学ぶ。各種数的データを対象にして、適切なグラフで表現したり、簡単な分析を行う方法を学ぶことで、データの示す傾向や性質の概要を把握し、特徴を説明できるようになる事を目指す。データの種類の区別について学び、それぞれどのような整理・要約が適切なのかを学ぶ。さらに、今後関連科目や研究において、より高度なデータ分析手法や、その応用につながるよう、発展的なデータ分析の可能性について触れる。

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