授業・履修・試験について履修

履修科目の決定 ─どの科目を履修すればよいのか

1.履修科目決定の意味

大学では、カリキュラムと呼ばれる科目の集まりを作成して、学生のみなさんに示しています。カリキュラムはただ雑然と似通った科目を並べているわけではなく、想定されるいくつかの目標を達成しやすいように作成されています。みなさんはそのカリキュラムの持つ意味を読みとり、それと自分の目標とを重ね合わせて最適な履修科目の組合せを考えた上で、履修科目を決定する必要があります。

2.履修科目決定の材料

履修科目を決定する上でもっとも基本となる資料が巻末カリキュラム表です。カリキュラム表は、どの科目がどの学年に配当されているかという情報とともに、どの科目群から何単位修得する必要があるというような卒業に必要な条件も記載されています。

次に重要な資料が時間割表です。時間割表は、月曜日から金曜日まで各時限においてどの科目がどの教員によってどこの教室で実施されるかが記されています。履修すべき、もしくはしたい2つの科目が同じ時間帯に設置され、それ以外の時間帯には設置されていない場合には、その学期にそれらの科目の両方を履修することはできません。

また、学ナビに掲載されている各授業科目の「シラバス」も重要です。「シラバス」では、その科目の概要と授業の方法や計画、成績評価の方法、履修上の留意点、使用する教科書等の情報だけでなく、履修することでどのような知識が得られるのか、履修するためにはどのような知識が前提として必要とされているのか、という情報も記載されています。

さらに、初回の授業に出席することも大切です。初回の授業では、その科目の概要が説明されると同時に、担当教員の基本的考え方や授業の進め方等が具体的に示されます。

時間割サンプル

3.履修科目決定に困ったら(履修相談)

まず、毎学期の履修申請受付期間中に、担当教職員による履修相談窓口が設けられます。ここでは、履修全般について相談に乗ります。

また、アドバイザに相談するという方法も有効です。目標設定についての質問を含め、さまざまな相談に対して対応します。アドバイザ自身では有益な助言が困難であると判断する場合には、改めて誰のところに相談に行くべきか等のアドバイスをします。

科目の種類 ─必修科目・選択必修科目・選択科目

1.必修科目について

「必修科目」とは各学部学科(および経営経済学部の場合は各コース)の教育目標を達成するために、必ず単位修得することが義務づけられている科目のことをいいます。すなわち、自分の所属する学部学科(および経営経済学部の場合はコース)に設定されている必修科目を履修し、単位を修得しなければ卒業はできません。これは、ある学期で単位修得できなかった場合、次の学期以降に再びその科目を履修して(「再履修」という)、単位修得を目指さなくてはならないということを意味します。

2.選択必修科目について

「選択必修科目」とは、指定された科目の組み合わせの中で選択して必ず単位修得しなければならない科目のことをいいます。

3.選択科目について

「選択科目」とは、学生個々の目標や興味関心に応じて、自由に選択をすることが可能な科目のことをいいます。

科目履修の条件

1.カリキュラム表における学年配当

カリキュラム表にあるように、すべての科目には配当学年が存在します。上位学年の学生は、下位学年に配当された科目を受講することができますが、下位学年の学生は上位学年に配当された科目を履修することはできません。例えば、第1学年の学生が第2学年に配当された科目を履修することはできません。

2.時間割表におけるクラス指定等

必修科目や選択必修科目で少人数による授業が効果的であると考えられる場合や人数のバランスをとらなければならない場合、時間割表で「クラス指定」がなされている場合があります。この場合には同一名称の科目であっても、自分の所属するクラスと異なるクラスが指定されている授業科目を履修することはできません。

また、再履修等特別な場合には履修する授業科目が指定されることがありますので、注意を要します。

3.他の科目の単位修得を条件とする科目

特定の科目を履修するにあたり、その科目を受講するのに十分な知識を得ることを目的として、事前に履修し単位修得しなければならない科目があります。これを「前提科目」と呼びます。ただし、「前提科目を履修したら、その科目を前提科目とする科目を必ず履修しなくてはならない」ということはありません。

4.履修単位数の上限

科目の履修にあたっては、学期毎に履修単位数の上限=24単位が設けられています。あまりに多くの科目を履修しても、ほとんどの場合は学習がおろそかになりがちで、他の学生の履修機会を奪うことさえあり得るからです。

但し、編入学者は履修単位数の上限が所定の数だけ引き上げられます。なお、履修単位数の計算については以下の点に留意してください。

  • 再履修の場合も、当該科目の単位数を履修単位数に含める。
  • 夏季・春季休業期間中等に開講される授業科目は、履修単位数に含めない。

履修者制限と履修者選抜

科目によっては、シラバスで、前提となる知識・スキル・事前に履修しておくことが望ましい科目などの履修条件を指定していることがあります。その場合は各自シラバスをよく読んで、条件を満たしていることを確認して履修してください。この条件を満たさぬまま履修した場合、想定される学習効果をあげることが困難となります。

また、初回授業時に受講希望者数が教室定員を超過した場合、「選抜」にて受講者を確定する場合があります。

/campuslife/results/「選抜」は、初回授業の出席者のみを対象としますので、第1週目の授業には必ず出席しなければなりません。第1週目の選択科目において、履修科目の選択に迷う場合は同一時限の複数の授業への参加を認めます。ただし、それによって生じる不利益については、自身で回避しなければなりません。また、教室の出入りは他の履修者の迷惑にならないように行ってください。

履修ガイド

授業の基本情報
履修
休講・補講・欠席について
試験
単位修得と成績評価
pagetop