学生広報部レポート/マーケティング系ゼミで胡蝶蘭農園を見学!?國田ゼミ合宿レポート

学生広報部レポート/
マーケティング系ゼミで胡蝶蘭農園を見学!?國田ゼミ合宿レポート

嘉悦大学では、夏休み中にゼミ合宿を行うゼミがいくつかあります。私、学生広報部2年の横山が所属している國田ゼミでも夏休みに1泊2日の合宿を千葉県で行いました。その目的は、胡蝶蘭を生産、販売しているNPO法人 Alon Alon(アロンアロン)さんで実際に企業見学をさせていただくことでした。今回はその様子をレポートしたいと思います!

國田ゼミについて

ゼミ合宿の前に、國田ゼミについて簡単に紹介したいと思います。

國田ゼミは、「行動デザイン」というマーケティングの考え方について学ぶゼミです。「行動デザイン」とは、現状ある製品やサービスに満足している状態から、新たな商品やサービスを利用したくなるような「行動」をデザインすることを目的としたマーケティング手法です。ゼミではテキストで行動デザインの基礎について学び、ワークを行うことで行動デザインの応用を学んでいきます。応用を学ぶワークでは企業や業界について調べ、学生目線で企業や業界の問題点を見つけ、考えた解決策をゼミ内でプレゼンを行います。

今回のゼミ合宿はNPO法人 Alon Alon(アロンアロン)さんで実際に企業見学を行い、学生目線で企業が抱えている問題点を見つけ解決策を提案する目的で行われました。解決策については秋学期のゼミで具体的な形にして、10月30日(月)にアロンアロンさんにZoomでプレゼンを行いました。

NPO法人 Alon Alon(アロンアロン)について

アロンアロンさんは胡蝶蘭の生産、販売を行っている就労継続支援B型事業所です。就労継続支援B型事業所とは、企業に就職することが難しいとされる比較的重度の障がい者の方々が就労を目指して働く事業所です。事業所は働いている障がい者の方に就労に必要な能力の訓練・支援を行っています。今回訪れた千葉県のオーキッドガーデンには温室がいくつかあり、そこで障がい者の方が胡蝶蘭の栽培を行っています。全国のB型事業所で働いている多くの人たちは月額約15,800円という非常に低い工賃で働いていますが、アロンアロンさんでは障がい者の方の月額最高工賃を約10万円にするなどの、障がい者の方々が経済的自立できるような支援を行っています。

入所者に高い収入を支払える仕組みがアロンアロンさんの大きな強みです。その仕組みは「バタフライサポーター制度」といわれるもので、例えばバタフライサポーターが1万円の寄付という形で10個の胡蝶蘭苗を購入し、その苗を入所者が育てます。出荷可能になると、バタフライサポーターに1万円相当の胡蝶蘭1株で返礼を行い、残りの9株を企業などに販売しそこで得た売り上げが入所者の収入になる、という仕組みです。

バタフライサポーター制度の例

またアロンアロンさんは入所者が生活する空間も重要だと考えており、「親が毎週遊びに来るような知的障がい者施設をつくりたい」という理念を掲げています。その取り組みのひとつとして、「AlonAlonハウス」という自然に囲まれたコテージをイメージしたケアホームも併設されています。

現在は胡蝶蘭の生産販売のほかに、新たにマンゴーの生産販売を行うために、他企業と共同で試験を行っているそうです。

ゼミ合宿の様子

ゼミ合宿は9月6日(水)から7日(木)の2日間で行われました。今回のゼミ合宿は國田ゼミと榎澤ゼミの2年生の学生合同で行われ、國田圭作先生と榎澤祐一先生、そして両ゼミ生3名の計5名でアロンアロンさんに伺いました。

1日目 12:46 JR内房線大貫駅集合

千葉県富津市にある大貫駅に集合し、そこからタクシーでアロンアロンさんへ向かいます。

大貫駅

1日目 13:00 オーキッドガーデン到着

タクシーで移動し、アロンアロンさんが胡蝶蘭を生産しているオーキッドガーデンに到着しました。オーキッドガーデンは周りも野菜農家や花卉(かき)農家、植木農家など多くの農地に囲まれている素敵な場所にありました。
到着後早速全員で、シンボルツリーのそばで集合写真を撮影しました。これから伺うお話に胸が高鳴ります!

1日目 13:15 アロンアロン理事長那部智史様による説明、学生からの質問

集合写真を撮った後は、アロンアロン理事長那部智史様からの説明をしていただきました。アロンアロンさんの概要や目的、障がい者雇用の現状と課題などについてインターネット上では説明がないところまで詳しく教えていただきました。

そのあとは私たち学生がお話を伺って気になったことを那部理事長に質問していきました。とくにアロンアロンさんの障がい者施設として働くための、個々人に合った働き方の提供や工夫についての質問を行いました。

理事長からは、「アロンアロンでは胡蝶蘭の作業を60工程に分けています。簡単なものから非常に難しいものまでA~Fという風に。働き始めてすぐの入所者には簡単な作業からやってもらいます。その作業ができるようになったら褒めます。そして次の難易度に進んでもらいます。こうすることで少しずつ作業ができるようになるわけですね。そして働いている人たちは作業ができるようになってくるわけだから「自己肯定感」を持つわけです。自己肯定感を持つとみなさんさらにやる気が出て仕事ができるようになります。障がい者が就職できるようにする支援の中にはこの「自己肯定感」を持たせることも含まれていると思います。」という回答をいただきました。

那部理事長(写真左下)のお話を聞く教員と学生

1日目 14:15 オーキッドガーデン内の見学

理事長との質疑応答の後は、理事長のご案内で、胡蝶蘭を栽培している温室の見学をしました。私たちが見学をしている間も入所者の方々が作業をしており、近くを通ると顔を合わせて「こんにちは!いらっしゃいませ!」と声をかけてくださり、とても明るい空間でした! 試験中だというマンゴーの温室やグリーンオフィスも少し見せていただきました。

アロンアロンさんで栽培している胡蝶蘭
見学をしている教員と学生

1日目 15:10 オーキッドガーデン出発

温室の見学を行った後は理事長も含めてまた集合写真を撮り、見学は終了。その後オーキッドガーデンから旅館に出発しました。

那部理事長との集合写真
シンボルツリー下で休んでいた猫と國田先生

1日目 15:20 旅館到着、ラップアップ

旅館に到着した後は部屋で企業見学のラップアップを行いました。見学してみての感想や現時点で考えられるアロンアロンさんの問題点について出し合い、秋学期のゼミに向けて話をまとめました。

1日目 17:00 自由時間、夕食

ラップアップの後は、自由時間になりました。海に近い旅館ということで、國田先生とゼミ生で浜辺に行くことに! 近くには漁港もありました。天気は曇りでしたが、普段訪れない景色だったので楽しめました!晴れた日は富士山が間近に見えるそうです。

浜辺から帰った後は旅館の温泉で休みました。温泉でさっぱりした後はお楽しみの夕食! 食堂に行くとすでに豪華な食事が用意されていました。漁港近くならではの刺身や煮付け、魚を丸々揚げたものなどの海の幸。最高のおもてなしで非日常を味わえました。
そして夕食後は先生たちと普段できない雑談などを楽しみ、就寝しました。

夕食
朝食

2日目 8:00 朝食、チェックアウト、解散

2日目は8:00から朝食をいただきました。学生たちは眠そうにしながらも朝食を食べていました。湯豆腐は普段食べないものだったので、旅行ならではの美味しさでした。
朝食を済ませた後は昨日のラップアップで出た問題点について改めて確認を行いました。問題点に対する解決策は残りの夏休みの宿題になりました。帰りは旅館のシャトルバスで大貫駅まで向かい、駅で解散となりました。

ゼミ合宿に参加して

今回は9月6日から7日に行われた國田ゼミのゼミ合宿について、その様子をレポートしました。自分が通っていた高校が農業高校ということもあり、胡蝶蘭を生産販売しているアロンアロンさんの見学を非常に楽しみにしていました。実際見学をして、生産現場としての面白さのほかに、一つの企業のビジネスモデルについて伺うことができ、経営経済学部に所属している一学生としてとても勉強になりました。また那部理事長の障がい者雇用に対する思いや行動についても知ることができ、今後の社会福祉について考える良い機会になったと思います。

そして見学して見つけた問題点とその解決策について、10月30日(月)に提案をしました。次回はアロンアロンさんに提案した授業についてレポートしたいと思います。

文責:学生広報部 横山飛雄(経営経済学部2年)

過去の記事一覧はこちらから!

pagetop