学生広報部レポート/ついに早期卒業!3年間で卒業した先とは?~チャレンジャーなあなたへ伝えたいもう一つの学生生活~

学生広報部レポート/
ついに早期卒業!3年間で卒業した先とは?
~チャレンジャーなあなたへ伝えたいもう一つの学生生活~

私、和泉は先日行われた令和4年度嘉悦大学・大学院学位記授与式にて、4年生と共に早期卒業として学位記をいただきました。なかなか他の大学では見ない早期卒業という嘉悦大学の制度。今回は、3年間で卒業するということ、そのメリットや難しさ、スケジュール感など、私の3年間を振り返ってお届けします。

早期卒業とは?

嘉悦大学の早期卒業制度とは、3年以上在学し、優秀な成績をもって卒業要件を満たした者が、3年間で学部を卒業し、嘉悦大学大学院への入学または提携している武漢大学国際教育学院への編入を可能とする制度です。4年目の学費がかからないだけでなく、5年間で学士課程と博士前期課程または二つの学士課程を修了することができます。より学びを深めたい学生には大きなメリットのある制度となっています。私、和泉の場合は嘉悦大学大学院ではなく、武漢大学への編入を選択しました。

なぜ早期卒業?なぜ武漢大学へ?

私が早期卒業をしたいと考えた理由は、嘉悦大学の早期卒業制度を利用すれば短期間で2つ以上の分野を学ぶことができるからです。大学進学の時点で、何かに特化した分野のスキルや知識を得ようと思えば、専門学校や理系の学部進学という道もあります。しかし私は広く浅く様々な分野に興味があったので決めきれず、将来の仕事の選択肢が広い経営学・経済学を選びました。その中で縁があった嘉悦大学の早期卒業制度は、より学びを広げる点でぴったりでした。そしてよく早期卒業してなぜ中国語?と聞かれますが、学部からの学びを深める大学院進学ではなく武漢大学編入を選択した理由は、英語を話せる日本人より中国語を話せる日本人の方が少なく、今後自分の「強み」にもなるのではと考えたからです。英語または中国語が選択必修だったことに対し、英語が元々得意ではなかったこともあります(笑)

早期卒業の難しさ

早期卒業の難しさはなんといっても4年生と同じ卒業要件を3年間でクリアすること、そして良い成績をキープし続けること!この2つだと私は感じました。早期卒業の条件には様々ありますが、早期卒業申請の時点(2年次春学期終了時)で

  • 通算GPA3.0以上(オールA以上)
  • 修得済み単位数62単位以上(毎学期ほぼフル単)

という条件があったり、3年次末に卒業論文の提出が必須であったりします。

工夫とデメリット

卒業まで通算GPA3.0以上(オールA以上)をキープするために、私は1年次にはGPA4.0(オールS)を目指したり、自分と合わない評価方法の先生の講義より自分に合った評価方法の先生の講義を履修したりしていました。  
しかし自分に合った評価方法の先生の講義が自分の興味関心にぴったり合うとは限らず、自分にとって興味深いテーマの講義が難しい講義と言われていれば、履修を避けたこともありました。4年間で卒業するよりもじっくり学ぶ機会が少なくなってしまった点はデメリットだと感じています。また、卒業式は4年生と一緒に行われるため、一つ上の学年に知り合いの先輩がいないと卒業式でアウェイな雰囲気を感じてしまって寂しい思いをすることもデメリットです。逆に学内アルバイトやサークル、研究会などをこの3年間で両立して知り合いの先輩が多い状況を作っておけば、記念写真を撮ったり思い出を話したり、式当日を楽しく迎えられます!

同じく学位記を授与された学生広報部部長と
学内アルバイトで親しくなった先輩と

和泉の早期卒業スケジュール年表!

4つの用語解説

  • HSK・・・汉语水平考试という中国語能力試験。1~6級まであり、難易度は1級が最も低く、6級が最も高い。中国語検定試験とは異なり、世界中で行われている中国語の試験。
  • SA・・・Student Assistantの略称。主に1年次の講義に2年生以上の学生が受講生と教員の間に立ってサポートする学内アルバイト。
  • 研究会・・・ゼミ、ゼミナールのこと。2年次から所属し、研究活動や産学連携プロジェクトなどを進める。
  • 報奨金・・・報奨金制度。嘉悦大学が、在籍する学生の各種資格等の取得を奨励するために、資格等を取得した学生に対して報奨金を支給する制度。資格に応じて5千円から30万円までの報奨金が支給される。

※上記の情報は2020年度入学者が2023年3月現在適用されているものです。

目指す上で大変だったこと・頑張ったこと

早期卒業を目指す上で一番苦労したのは、学業・アルバイト・サークルの3つを並行して成り立たせることです。1年次はアルバイトやサークルに割く時間もキャパシティもありましたが、2年次、3年次と進むにつれて講義科目の専門性が高くなったり、卒論の執筆に忙しくなってきたりすることで、学業以外の割合を減らさないと難しくなりました。慣れない論文の執筆と複数の専門科目の履修もとても大変でしたが、「優先順位?やっていること全部やりたい!」という私にとっては、早期卒業を目指すためにやりたいこととやるべきことの優先順位をよく考えて時間を使うことがより大変でした。

早期卒業の先には…

嘉悦大学での学びや挑戦を通して私自身が様々な人との交流に楽しさを感じるのだと気づきました。その中で「語学」という手札を増やして日本を出た先の多様な価値観に触れた方が、より成長できると思ったこともこの道を選んだきっかけの一つです。ただ自分の意思を伝えるのであれば翻訳アプリで十分かもしれません。私にとって語学は異なるルーツを持つ相手の心のハードルを下げるためのもので、自分の世界を広げることにも、友達関係やビジネスといった人との信頼関係を築くシーンでも応用できるスキルだと考えています。
早期卒業をした先の道は私の場合は武漢大学への編入でしたが、嘉悦大学大学院へ進み、学部3年+大学院2年の5年で税理士を目指す道もあります。学びを広げるのか、学びを深めるのか、他の人とは違った学生生活を送ってみたいチャレンジャーな皆さんの将来の選択肢を増やすきっかけになれば幸いです。

文責:学生広報部 経営経済学部3年 和泉 真菜

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