学生広報部レポート/3年ぶり 嘉悦のハレの日~飛翔祭ホームカミング&フレッジリングデイ~

学生広報部レポート/
3年ぶり 嘉悦のハレの日
~飛翔祭ホームカミング&フレッジリングデイ~

2022年10月末日。

嘉悦大学にて3年ぶりとなる学園祭「飛翔祭」が開催されました。

第21回目となる今回のスローガンは「一祭合祭~取り戻せ!リアル体験~」

こちらには実際に体験することの楽しさを再び、という想いが込められています。

焼き鳥や焼きそばといった定番の出店以外にもサッカー大会や女子バレーボール部のスパイク体験など、アクティブな盛り上がりを見せた飛翔祭は土曜日と日曜日の2日間開催され、両日あわせて500人以上の方が来場しました。

まさに「あとの祭り」ですが、飛翔祭インスタグラムでは開催当日までのカウントダウンも行われました。雰囲気だけでも味わってみてはいかがでしょう。

・飛翔祭Instagram

ほかにも東京都の協力による自衛隊格闘展示であったり、一個人の卒業制作である推しウエディングの展示!?などなど……紹介しきれないほど多くの催し物がありましたが、なかでも嘉悦の卒業生が集うイベントがありました。

それがホームカミング&フレッジリングデイです。

本記事では2016年から行っている情報メディアセンター(IMC)ホームカミングデーと、飛翔祭初の試みであるホームカミング&フレッジリングデイの2つのイベントを学生広報部の佐藤が紹介します。

20年前の大先輩も!? 歴代卒業生集結の情報メディアセンター(IMC)ホームカミングデー!

飛翔祭1日目の夕方、ヘルプデスク内にてIMCホームカミングデーは行われました。 ホームカミングデーとは卒業生やその関係者を大学に招いたイベントのこと。嘉悦大学ではIMCの学内アルバイトにゆかりのあったOB、OGを招き、現役生が活動報告会を行いました。飛翔祭同様3年ぶりの対面開催ということで、久々の再会に喜ぶ様子が見受けられました。卒業生の集結はとどまることを知らず、普段は余裕のある室内が、溢れんばかりの賑わいを見せました。

突然ですが、嘉悦の学生には5桁の学籍番号が振られています。例えば2020年入学の私は20XXXとなるように西暦の下2けたが番号の初めにあたります。OBの方々に話を伺う中で02~~の方がいました。これはつまり2002年、嘉悦大学の男女共学化が始まって間もない頃を表します。直近5、6年前の卒業生を想像していた私にとって、ホームカミングデー侮りがたしと思った瞬間でした。

活動報告は終始和やかに進行し、記念撮影へ。一行は本命である2次会へ移動するのですが、わずかな合間に卒業生の方々にお時間いただくことができました。せっかくの機会なのでインタビューをしてきました。

後藤さん  佐藤さん

広報:突然すみません!3年ぶりの飛翔祭、IMCホームカミングデーということで少々お話を伺えればと思いました。覚えていましたら学籍番号を添えて自己紹介お願いします!

佐藤:学籍番号はおそらくb14XXXの佐藤嶺です。仕事はクルマ屋をしています。買ったり売ったり、色々しています。在学中はヘルプデスク、SA、オープンキャンパスのスタッフもやっていました。

後藤:s16 XXXの後藤千帆です。お仕事は公共系のシステムエンジニアをしています。学内アルバイトは図書館スタッフのLiss、オープンキャンパススタッフ、講義を補佐するSAをしていました。

広報:3年ぶりの飛翔祭ですが、もう色々とまわってみられましたか。

佐藤:それがさっき来たばっかりで全然です(笑)。ただ、卒業以来初めて来たのでファミリーマートがあることに驚きましたね。

後藤:私も同じ感じで、今来たばかりなので古本市を少し覗いたぐらい。ファミリーマートもそうですけど、なにやら芝生ができていたり、オシャレになってるなと感じました。

Liss主催の古本市

広報:ほとんどの学生にとっては初となる飛翔祭でした。先輩方から見て雰囲気だけでも変わった部分とかはありますか。

佐藤:あんまりないと思いますね。強いて言うなら人が減ったかな、ぐらいでした。

後藤:そうですね、私たちの時と変わらない盛り上がってる飛翔祭でした。

広報:卒業してから数年経ちますが、嘉悦の学びで今につながることはありますか。

佐藤:勉強より、学内アルバイトの学びが良く生きてます。例えば、ヘルプデスクではIT機器トラブルの対応で講義中の教室に出張いて解決する仕事がありました。それが今の車の出張買取営業に通じるものはありますね。出張買取って知らない人に会うことがほとんどで、お客様と打ち解けられないとまず買い取れません。「初対面の方と仲良くなる」コミュニケーション能力は養われたと思います。それと、車を乗り換えたい人って現状のクルマライフになにかしらの不満があるからがほとんどで、同じようにヘルプデスクも主に不満がある人が利用しに来るので、困ってることを一緒に解決するってことが共通しますね。あと、仕事ではやっぱりパソコン使うんで、ICTの授業やヘルプデスクを通して勉強したICTスキルが、社内でちょっとパソコンできるヤツという立ち位置にしてくれました。

後藤:図書館スタッフであるLissの場合は企画書作成の経験ですね。今の仕事で設計書とか書いたりするんですけど、それの文言をどうやって見やすくするか、エクセルやワードを使って作業するので、かつてのLissの業務に通じるものがあります。あとはオーキャンスタッフもSAもいろんな人と関わる経験が、会社で協力してシステムを作る際のコミュニケーションに役に立ってますね。

広報:短い時間でしたがありがとうございます。在校生へメッセージをお願いします。

佐藤:嘉悦大学は世間的にみたら知名度が低い問題があると思います。けれど学内には働けるチャンスとチャレンジできる環境、人前に立つ機会が多くあります。この体験はほんとにやって良かったと思っていて、この経験があったからこそ一部上場の会社に勤め、家庭を持って家も購入することができたので、思い描いていた今につながってると感じています。嘉悦に通ってよかったと思いますね。だからメッセージとしては、コンプレックスとか関係なく、自信を持って果敢に挑戦していってほしいなと思います。それが伝えたいことです。

後藤:今はやっぱりコロナ禍もあって行動制限もされてますけど、Lissやヘルプデスクといった活動を通じて、色々なことにチャレンジはできると思います。それに伴って自分のできることも増やせていけるので、ぜひ積極的に活動して、可能性を広げていってほしいなと思います。

広報:終わりの流れなのにすみません!もう一つだけ。例えば今回、私のゼミはゼロから自分たちで考えて出店しました。組み立てていく中で伝統みたいなものが途切れてしまった感覚を感じまして……。抽象的で申し訳ないのですが、これからの飛翔祭はどうなっていくと思いますか。

佐藤:………伝統。意識していなかった(笑)

後藤:(笑)。でも学生が元気に盛り上がっていくのが一番かなと。色々出し物をして、どんどん人と関わっていけば訪れる人も増えるので、そうすればきっと大丈夫だと思います。

卒業生が登壇!ホームカミング&フレッジリングデイ

初日と同じく快晴に恵まれた2日目。ホームカミング&フレッジリングデイは正午から始まります。

今回が初めての試みとなるこの企画。Fledgling(巣立ち)になぞらえて、さまざまな進路をたどった卒業生達によるキャリア講演が主として行われました。人材業界の大手企業にて活躍中の早川達也さんからは嘉悦を選んだ経緯、大学生活、就活、入社後、学生に伝えたいことなどを話して頂き、質疑応答では在校生以外に教員も疑問を投げかけるなど、多様な側面からキャリアについての講演がなされました。

また、会場脇には歴年の大学案内、広報物が展示されました。教室内ではたびたび当時の冊子を手に取り懐かしむ姿や談笑に花を咲かせる様子が見られました。私も数冊読んだのですが、かつての飛翔祭にはゲストとしてジャングルポケットさんが来ていたことなど、嘉悦の過去を垣間見ることができました。

講演が終わるころには空も夕暮れに。祭りのあと特有の、少し寂しい雰囲気が校内を包み、飛翔祭は幕を閉じました。

あとがき

インタビュー中でも述べたように、私にとって今回が初めての飛翔祭でした。出店側としての立場も一応務めていたため、開催前は売れ行きに不安を抱えていましたが、無事に目標数値を達成することができ安堵しております。また、伝統がどうのと気にしていましたが、どうやら杞憂だったようで。案外、自然に受け継がれていくものなのかもしれませんね。

文責:学生広報部 佐藤 玲央(嘉悦大学 経営経済学部3年)

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