都立小平高校でオンラインを活用した選挙啓発授業を実施しました

経営経済学部 和泉徹彦教授と本学学生が中心となって企画・運営した「TOKYO選挙・実感プログラム~18歳選挙権に備えて」(共催・小平市選挙管理委員会)を、2月3日に東京都立小平高等学校で開催しました。都立高校1年生必修科目の体験型授業「人間と社会」の単元である「主権者としての自覚」への協力です。

 

新型コロナ禍の緊急事態宣言下で、嘉悦大学はオンラインを活用した正課・正課外活動を工夫してきました。Zoomライセンスを全学生に付与しているため、時間無制限でオンラインでのコミュニケーションに適応しています。当初、例年通りの会場での実施を予定していましたが、緊急事態宣言下で感染拡大防止に最大限の配慮をした結果、協力学生らは自宅からオンラインで参加し、高校生は各教室で受講した上で実際の投票は校内の広いスペースにて順番に行う手順に改めました。

 

初めに、国政選挙・地方選挙といった選挙の種類、小平市で選挙が実施されるスケジュール、何を基準に投票する候補者を選ぶのかについてミニ講義を行いました。18歳で選挙権を得て、最初の選挙は投票に行くのに、その後足が遠ざかってしまう若者世代の現状についてもお話ししました。立候補できる被選挙権の年齢制限が拡大し、同世代の代表者を選べないジレンマも生じています。

 

体験型授業の目玉は、小平市選挙管理委員会が用意してくれたホンモノの投票体験です。3人の本学学生が模擬候補者に扮して、生徒に事前配布した選挙公報と演説動画を通じて支持を訴えました。今回は、今年任期満了が迫った衆議院議員選挙東京小選挙区を模して実施しました。実際の投票では、生徒それぞれの名前が入った投票所入場整理券、投票用紙、記載台、投票箱とすべてホンモノの資機材が活用されました。

 

当選発表後、協力学生らから高校生に向かってオンラインで挨拶が行われました。そこではサプライズがありました。協力学生の一人は都立小平高校OBだったのです。しかも、在学時にはこの選挙啓発授業を受けていました。後輩たちに強い印象を残してくれたと思います。

 

高校生にとっては楽しみながら有権者として自覚を持ってもらい、大学生にとっても企画・運営・実施の良い経験となった授業でした。

 

協力学生(経営経済学部)諸口あやめ/梅津圭佑/竹内翔/和泉真菜
写真提供:小平市選挙管理委員会

 

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