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【教職員リレーコラム『110周年から始めよう』第3回】「ありがとう」の言葉とともに未来へ(芦澤康宏)

【教職員リレーコラム『110周年から始めよう』第3回】「ありがとう」の言葉とともに未来へ(芦澤康宏)




「ありがとう」の言葉とともに未来へ

文/芦澤康宏
      110周年記念事業委員会 中高部会 部会長 


2013、嘉悦学園は開学110周年を迎えました。私たち中・高では、この記念すべき110周年にあたり、「感謝 ーありがとうー」を110周年記念事業の基本コンセプトに定め、生徒と共にスローガンを「愛情濃縮果汁110%!」に決定。このスローガンのもとに生徒・教員が協力し合い、110年の長きに渡って皆さまに支えられ、たくさんの有縁の方々のご理解とご支援のもとで教育活動を展開できたことに感謝し、嘉悦学園が辿ってきた110年の歩みをしっかりと振り返りながら、未来に向かって新たに進む一歩としての文化フェスタ開催となりました。

本年度の文化フェスタは通常のものとは別に、開学110周年の記念事業として、

@全生徒・教職員に110周年記念ロゴ入りポロシャツの作成 

A来校者・受験生に対して110周年記念ロゴ入りハンドタオルの配布

Bトップアスリートと生徒との交流

以上3点を文化フェスタに合わせて実施しました。

@、Aに関しては生徒会生徒が様々な意見の中から取捨選択をして計画案を持ってきました。本校の夏用ポロシャツは通常白色で、あまり生徒に人気はなかったのですが、広く生徒の意見を聞き、生徒会活動を通じ職員会議で許可を得て、新色の紺色を導入することに結び付けました。

胸にワンポイントの記念ロゴを入れ、常に110周年を意識できるデザインを生徒自らが考案してくれたのは、とても嬉しいことでした。生徒たちにも大人気で、一気にポロシャツで通学する生徒が増えました。

また、おもてなしの気持ちも忘れずに、文化フェスタ来校者や次年度の受験者にまでハンドタオルは配布する案が出てきたときには、「嘉悦」の教育が確かに生徒達に浸透しているという思いで胸がいっぱいになりました。素直に成長してくれて、本当に感謝しています。教員の指示に従うだけではなく、「自分たちの生活の場」として学校を捉え、生徒自治を考える良い機会だったと思います


また、教員側も生徒たちに何か心に残るものをとの考えから、特に部員が多いサッカー部およびテニス部に対しトップアスリートとの交流を通じてより高い目標を持たせ、努力する大切さを教えようと、サッカー部には元日本代表の小倉隆史・中西永輔・小林慶行氏をお招きしてサッカースクールを開催。テニス部には元デビスカップ代表選手の丸山薫氏をお招きし、テニススクールを開催しました。

トップ選手が見せる華麗かつテクニカルなプレーひとつひとつに生徒はビックリしていました。ただし、そこに至るまでには厳しい練習と常に高いモチベーションがあることも同時に学んだようでした。日々の学校生活がスポーツ技術にも直結している事を学ばせたいと思っていた教員の意図は、見事に的中した結果となりました。

このように、今回の110周年のイベントを通じ、教員と生徒の結びつきがより強くなり、明るい「かえつっ子」たちがより明るく学校生活を送ってくれている事は何よりの喜びです。また、相手を思いやる気持ちも育ち、先日も女子バレー部が大雪の際、駅からの歩道を一生懸命雪かきをし、近隣の方々から感謝されるという嬉しい話もありました。


110周年は学園にとっては1つの通過点ではありますが、私達にとっては大きな出来事です。これからも、いま抱えている諸課題の分析と、現状に対するしっかりとした反省の上に立ちながら、今まで以上に充実した学校生活を送り、また、「ありがとう」の言葉を添えて、社会に向けてこれからも発信してまいります。

そして、来るべき未来社会において、本校で学んだすべての生徒達が、「AKP (Active KAETSU人)」として生き生きと活躍し、幸福に過ごすことができるように、全力で取り組んでまいります。

あらためて、かえつ有明中・高等学校の教育活動に対します皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。


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