私は前職の広告会社(博報堂)で、行動変容を通じた社会課題の解決、という研究プロジェクトに携わっていました。既存の知識で答えがみつかる問題はAIに任せて、人間にしか考えられない難しい(正解のない)問題に取り組んでみませんか? それは社会の変革を人の行動変容を通じて作り出す、という難問です。 多くの人は頭では理解していてもいざ行動に移すとなるとためらい、現状維持に走ります。人の行動が変わらなければ、社会の変革は進みません。國田が前職時代から取り組んできた「行動デザイン」はそうした停滞状況で突破口を作り出すアプローチです。 授業では個人課題、グループ課題、そして卒業制作と、課題のレベルをどんどん高めて、「行動デザイン」発想で、自分なりの問題解決を模索してもらいます。毎年、卒業生が驚くほど成長して巣立っていくのを見るのが楽しみになっています。
- 著書
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- 2016/08 著書「行動デザインの教科書」(すばる舎)
- 2010/06 著書「幸せの新しいものさし」(PHP研究所)
- 論文、研究発表
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- 2024/03 「ブランド経験尺度の比較検討〜汎用尺度の次元構造と測定項目」嘉悦研究論集 第 66 巻第 2 号、通巻 124 号(嘉悦大学研究論集)
- 2024/03 「ブランド経験研究の現在と展望—実証研究を中心としたシステマティックレビューから」消費者行動研究第 30 巻 第 2 号(日本消費者行動研究学会)
- 2023/03 「ブランド経験概念へのメタファー研究の活用〜身体に基盤化された認知の視点から」嘉悦研究論集 第 65 巻第 2 号、通巻 122 号(嘉悦大学研究論集)
- 2022/10 プロモーション研究第 15巻 「日用品ブランドのブランド経験とロイヤルティに関する考察 〜脱コモディティ化のための経験価値アプローチの可能性〜」(日本プロモーショナルマーケティング学会)
- 2022/03 「日用品におけるブランドロイヤルティの構造〜質的調査法による解析アプローチ〜」嘉悦研究論集 第 64 巻 第 2 号、通巻 120 号(嘉悦大学研究論集)
- 2021/07 月刊販促会議・定期連載 「マーケティングの禁じ手」(2P)(株式会社宣伝会議)
- 2021/05 月刊販促会議・コスパ特集寄稿(2P)(株式会社宣伝会議)
- 2020/03 「行動阻害要因の視点から考察する現代消費者行動~ネット/SNS 社会におけるアクセシビリティの重要性~」嘉悦研究論集 第 62 巻第2号、通巻 116 号(嘉悦大学研究論集)
- 2019/04 ウェブコラム「マーケティングの強化書・行動デザインを学ぶ」(株式会社ジェネシスコミュニケーション)
- 2019/04 「行動デザイン〜行動から「人間理解」を捉え直すマーケティングの方法論(pp162-168)(システム情報制御学会誌システム/情報/制御 VOL.63, No.4)
- 2018/04 「人はなぜ“3つの理由”と言ってしまうのか?〜 “ 扱いやすい数字=3”にまつわる研究レポート」(博報堂行動デザイン研究所)
- 2017/04 連載コラム「行動デザインで考える」(公益社団法人日本マーケティング協会関西支部・会報誌)
- 2017/04 「行動デザインで考えるツーリズムマーケティング」(1P)(トラベルジャーナル)
- 2015/10 「各種行事に対するアジ ア人の意識/ 行動調査レポート」(博報堂行動デザイン研究所)
- 2015/04 「行動デザイン塾」(2P)(Web Designing(マイナビ出版))
- 2015/03 「行動の習慣化に関する調査研究レポート」(博報堂行動デザイン研究所)
- 受賞
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- 日本消費者行動研究学会 2023年度特集論文賞
- 日本プロモーショナル・マーケティング学会 「2021年度研究助成論文 学会賞」
- 所属学会
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日本マーケティング学会、日本消費者行動学会、日本マーケティングサイエンス学会、日本プロモーショナルマーケティング学会