研究会一覧行動デザイン研究

國田 圭作 教授

マーケティング
消費行動
心理学

教員の専門分野/マーケティング

「行動デザイン」とは、「価値が伝わらない→人が動かない」という課題を根本から解決する新しいマーケティング手法。心理学も学修し、消費行動を生む効果的な仕掛けを研究します

マーケティングは何かを提供したい送り手と、何かを求めている受け手の二者が存在するところに必要とされる営みで、行政や公共機関も活用し始めています。「行動デザイン」とは、価値が伝わらず人が動かないという課題を本質的に解決するための新しいアプローチです。人を動かすためには、まず自分が動くこと。この研究会では積極的に企て、形にする「動く人」を育てたい。問題を解決したい、疑問を追求したい、社会をより良くしたいと思う学生には最適な研究会となるはずです。

私は長年、広告会社でマーケティングの実務に携わってきました。マーケティングと聞くと「市場調査」とか「広告宣伝(売り出し・売り込み)」など非常に狭く捉えている人が、企業経営者の中でさえ多いことに驚きます。マーケティングは、何かを提供したい人(送り手)と、何かを求める人(受け手)の二者が存在するところにはあまねく必要になる営みです。今や経営と同義語といっても過言ではありません。

最近は、行政・自治体や公共機関などもマーケティングを活用し始めています。それはこうしたセクターでも「送り手が思うように受け手に価値が伝わらない、動かない」という課題意識が強くなっているからです。人の「行動」という側面を見ることで、表面的でない、本質的な問題解決につながるのでは、と考えています。私の研究している「行動デザイン」は、問題解決のための新しいマーケティングアプローチの一つです。このゼミナールを通じて、積極的に企だて、カタチにする「自分から動く人」を育てていくつもりです。皆さんと一緒に、わくわくしながら学んで行きたいと思います。

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