[第2回]
矢崎正道(やざきまさみち)氏
ギネスワールドレコーズジャパン株式会社コマーシャルアカウント・サービス部部長
全2回の講評が行われた本講義はオンライン上で開講され、受講者はパワーポイントと神酒先生の説明によって授業への理解を深めていました。また、外部講評者の方々もZoomで参加されており、発表者はZoomを通して講評をされるという形式で本講義は進められていました。
取材を通じて参加した講義の感想
私は、今まで生きてきて「ギネス世界記録」というものに関わったことが無かったためギネス世界記録に関する知識というものが全くありませんでした。
そんな中、本講義を取材しギネス世界記録挑戦までの流れを知り、莫大な費用がかかることやスポンサーを募って資金調達するということなど新しい発見がたくさんありました。
また、本講義では地域活性化×ギネス世界記録ということで地方出身者ならではの視点で提案される企画にとても興味を持ちました。例えば、今回発表した地方出身の学生の企画で山梨県吉田市の名産である吉田うどんを全国に広めるため、吉田うどんを使って長さや硬さをアピールする企画や、埼玉県所沢市にある航空公園が日本初の飛行場の跡地であるということを知ってもらいたいという思いから、紙飛行機の滞空時間を競うといった企画などは、私自身も発表を聞きながら率直に面白いと思っていました。プロである講評者からは、企画に対する一例やターゲット層の提案、協力者の募集などのアドバイスなどの講評をもらっていて、まだまだ企画に改善の余地も見える良い発表会でした。
学生の発表を聞いていると、地元が抱えるコンプレックスを盛り上げる案を出したり、「〇〇をもっと有名にしたい!」といった案が出て、地元の事が好きというのが伝わってきました。
また、発表するにあたってしっかり地元の事を調べられていて私自身も勉強になりました。
神酒先生、最後にお聞かせください
Q. 嘉悦大学でこの授業をする意味(意図)とシラバスに書いてあること以外に受講する学生に受け取って欲しいメッセージを教えてください!
A. みなさんには大きな可能性があります。私は、まだ単なる市役所の職員だった時に「ギネス世界記録」に認定してもらいました。その後、10件の挑戦が世界記録に認定されました。最初に挑戦した時が34才。その時より、みなさんは10才以上若いはずです。まだ若いみなさんであれば、どんなことでもできます。自分の興味があることに、どんどんチャレンジしましょう!
Q. 嘉悦大学でこの授業をする意味(意図)は何ですか?
A. 卒業して社会に出ると、解決しなければならないいろんな課題が見つかります。この授業では、その解決方法の一つとして「ギネス世界記録」挑戦を提案しています。仲間で力を合わせ、周囲から協力を得て、多くの参加者が一体となり、誰もが想像できないことをやってのける。そういった一生に一度できるかどうかの経験を、学生のみなさんに体験してもらいたいと考えています。
Q. 嘉悦大学への入学を検討している高校生へのメッセージをお願いします
A. こんにちは。
プロジェクト企画実践を担当している神酒(みき)です。
みなさんは、ギネス世界記録™ に興味はありますか?
私はこれまでさまざまな団体の記録挑戦を支援し、8件が世界記録として認定されました。
そして今年から、嘉悦大学でギネス世界記録の挑戦者を育成する授業を行なっています。
春学期は約50名が履修し、ギネスワールドレコーズジャパンにもご協力いただき
最終発表会を開催することができました。
「大学で面白いことにチャレンジしたい!」と考えている方は、ぜひ嘉悦大学を検討してください。
来春にみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。
文責:学生広報部 秋山玲太(嘉悦大学 ビジネス創造学部3年)