齊藤 慎弥 講師が、令和7年8月に以下の学会で発表を行いました。
第42回経営哲学学会全国大会 近畿大学 東大阪キャンパス
スタートアップ・エコシステムにおけるVC の重要性:企業の成長を支えるアクターの観点から
この10年間でスタートアップの市場規模を拡大しており、スタートアップの周辺環境の中心にはVCがいることも多い。そして、こうした集団をスタートアップ・エコシステムとして見なされ、このVCが担う役割には出資のみでなく、インキュベータの他、ネットワークの中心的なノードとしての働きも果たし、エコシステムの活性化を促している。
他方で、近年になり自治体などの行政や大手金融機関もスタートアップと関わりを持ってスタートアップ・エコシステムを形成しようとしている。これらの違いを見ながらエコシステムに必要なアクターがVCであるとする認識を示し、過去に行政の主導で計画された産業集積や産業クラスターの失敗例から近年の傾向について批判的検討をおこなう。