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榎澤研究会で起業ワークショップを行いました

更新日:2025.11.04

10月30日(木)、榎澤研究会(3年生)で、起業家精神の醸成と実践力の強化を目的とした特別講義を開催しました。
今回は、TOKYO創業ステーションTAMA(東京都中小企業振興公社)より講師をお招きし、「製造業での起業における事業シーズ(種)の探索方法」をテーマにご講演いただきました。

この講義は、前週に学生が作成した事業プランに対し、現役の企業経営者から直接フィードバックをいただいたセッション(一般社団法人アントレプレナー・デザイン・ラボとの共同開催)を踏まえて企画されました。
今回の焦点は、製造業の事業を技術者と協働しながら具体的にどのように実現するかという点にありました。講義では、単なるアイデア発想に留まらず、世の中の技術を効果的に探索し、事業機会を見出すための具体的な手法が紹介されました。開放特許の探し方、知的財産権の基礎知識、特許ロイヤリティやライセンス契約といった事業化の過程で必須となる専門知識について、具体的な事例も交えながら解説していただきました。

参加した学生からは、「アイデアの提案から、実際に実現に持っていくことの難しさを知ることができた」「製品企画のきっかけなどを深く知ることができた」といった感想が寄せられました。
また、講義後のアンケートでは、今後、起業に関する講義で聞いてみたい内容として下記のテーマが挙げられ、学生たちの起業に対する意欲の高さが伺えました。

起業アイデアの見つけ方・アイデア整理
事業計画書の作成方法、融資の方法(銀行借入)
会社設立・開業の手続き(法人・個人の違い)
マーケティング戦略と顧客獲得の方法、デジタルマーケティングの活用法
知的財産(特許・商標等)の基礎知識
など

榎澤研究会では、起業に必要なマーケティングやデータ分析の知識、事業計画の立案といった起業者に不可欠な学びに加え、今後も引き続き現役経営者に対するプレゼンテーションの機会を設け、実践的なフィードバックを受けることで、知識と実務を結びつける教育を推進していきます。
今後も、このような実務家との連携を通じ、学生の起業家精神と実践的な事業推進能力の育成に注力してまいります。