皆さん、こんにちは!今年度より学生広報部に入部しました、1年生の鈴木湊詩です。
私にとって初めての記事は「わくわく!先生にインタビュー!」です。インタビューに応じてくださった先生は、嘉悦大学の副学長であり、この学生広報部を見てくださっている木幡先生です。私が受講しているSDGs入門の授業でも明るく楽しい雰囲気の木幡先生に、大学時代のことを教えていただきました! 是非最後まで読んでいってください!
木幡先生:僕は教育政策が専門分野なんだけど、実はあまり経営経済とは関係ない分野からやってきたんだよね。大学院で博士を取るにあたって教育行政をメインでやってきて、ネットワークとコミュニティをテーマにした研究室にいました。この研究室には、色々なタイプの仲間がいて、医療やスポーツ、地域のコミュニティもそうだし、ネットのコミュニティも、どうやってそういうコミュニティが出来上がっていくのかっていうことについて関心を持った学生が多い研究室だったね。その中でも「教育」っていうテーマに集まる研究室に興味があってそこで修士課程と博士課程を取得しました。
木幡先生:春学期はSDGs入門(自分たちで指定されたSDGsに関するお題についてPowerPointを使って作成し、発表する授業)と基礎ゼミ(1年生の必修授業)を担当しています。
鈴木:やってみたい講義とかありますか?
木幡先生:ありますし、実はSDGs入門は学生からの要望でできた講義なんですよ。
鈴木:そうなんですか!
木幡先生:「SDGsのことについて学べる授業が欲しいです」っていう意見が学生からあがって、設置した授業ですね。
鈴木:では、最近なんですか?
木幡先生:出来上がったのは3,4年くらい前ですかね。SDGsって経営経済にかかわる場合が多くて、他の授業でも取り扱う時があるんですが、「SDGs入門」という形でSDGsの視点で経営経済について学ぶ授業を行っています。
鈴木:授業を始めるにあたって、苦戦したことってありましたか?
木幡先生:そうだね~。世界で起きていることと自分の身の回りのことがつながるようなことが大事だと思っているので、授業の課題を出すときにはなるべく学生が分かりやすいテーマ設定にして出すことが、苦戦というか、いつも考えるポイントですね。
鈴木:確かに課題が出た時に、これについてもっと知りたいな、と思ったことが何回もあります。
木幡先生:やってみたい授業でいうと、できれば、学生とどこかに行くフィールドワークをやってみたいですね。実際に見に行くだったり、話を聞きに行ってみたりとか。
鈴木:そうですよね、調べるだけではわからないこともありますよね。
木幡先生:そうなんだよね。僕の研究会(ゼミ)では岩手県山田町に行っているんだけど、もっとゼミにとらわれず、もっと多くの学生が実際に行ってみるだとか、体験してみるとか、話を聞くといったことをやってみたいと思っています。
鈴木:それがあったら私は絶対行きます!
木幡先生:ありがとう(笑)。 いまはAIとかですぐ調べたら出てきてしまうじゃない?でも本当に大事なのは現地に行ってみて体験したり聞いてみたりすることで、自分で見に行ったものは嘘がつけないじゃない。
それだけが生成AIができないことだよね。生成AIが身近になっていく時代だからこそ、自分で実際に行って、見て、心から感じることが大事だと思いますね。
鈴木:実際に行くことは何よりも大事ですね。
木幡先生:日本では2000年頃に「教育」について、そのなかでも「人材」についての政策が議論されてたんだけど、その会議のメンバーに学生時代に指導してくださった先生がいてね。そこから、教育の世界で今議論されている、これからの日本の人材をどうやって作っていくかについて研究していく道に進みました。
木幡先生:高校生の頃はアナウンサーになりたいと思っていました。フジテレビに逸見政孝さんがいて、逸見さんを見てアナウンサーになりたいと思っていましたね。結局、アナウンサーにはなれなかったし、なろうともしなかったけどね(笑)。
鈴木:すごいかっこいいな~とかそんな感じに見ていたんですか?
木幡先生:そうだね。なんでなりたいと思ったのか振り返ると、難しいことも分かりやすく伝えられるのがかっこいいと思ったのかな。
鈴木:アナウンサーってそうですもんね! 原稿はありますけど、難しいことを視聴者に分かりやすく説明するって感じですもんね。
木幡先生:そうですね。分かりやすく伝えることに僕は惹かれたのかなって思います。
木幡先生:とにかく明るく楽しく、大きな声であいさつするところかな。嘉悦の中の先生で一番、楽しくやっている人かなって思います(笑)。
鈴木:私も第一印象、すごい明るい先生だなって思いました!
木幡先生:ジムに行ってます。ジムで筋力をつけようと思っています。体力が大事だと思っていて、やっぱり体を健康に保つことが大事だと思いますね。
鈴木:頑張ってムキムキになってください!(笑)
木幡先生:就職が一番大変でしたね。当時は就職氷河期真っただ中で、すごく大変でした。みんな頑張っていたけどなかなか就職できなくて大変でした。大学院の時は、大学院に泊まって研究していたことがあったな。一生懸命、研究のための資料などを集めたりなどをしていましたね。
あと、博士のときに、たくさんの分野の友達と仲良くなれたことですかね。
木幡先生:失敗だらけですよ‼バイトで寝坊して遅刻したことがありましたね。だけど失敗するときは、必ず同じ失敗は2回しないように心がけています。同じ失敗を2回繰り返すことが、本当の失敗だと僕は思うので。
鈴木:自分も失敗することがあるので、二度目がないように心がけたいです。
木幡先生:電池の研究をしたいですね。
鈴木:電池ですか?
木幡先生:今の時代は電池の技術を制する者が世界を制すると思うので、僕は電池の研究をしたいと思います。全く新しい方式でものすごく出力が出る電池っていうのを研究したいと思っています。電気自動車に限らず、電気のエネルギーがより大事になっていくので、僕は電池の研究をすると思うな。
木幡先生:もっと学生生活を楽しんで下さい。嫌なことでも無理やりせず楽しんで取り組むことが大事です。あと「置かれたところで咲きなさい」ていう言葉を皆さんに覚えてほしいですね。この言葉は、置かれたところで花を咲かせば、必ずそのきれいな花を誰かが見ていてくれるという言葉なんですけど、その花が種を作り、どこかに飛ぶことができるよね。逆に置かれたところで花を咲かせられないと誰にも見てもらえず、次の場所にも行けないですよね。そうならないために皆さんも今置かれた状況で花を咲かせて将来に向かって歩んでほしいと思います。
今回は「わくわく!先生へのインタビュー!」として木幡先生にお話を伺ってまいりました!
今回のインタビューで木幡先生の大学時代の話や先生になった経緯など普段聞けないことを聞くことができました。少しびっくりしたことなどいろいろあり楽しく話せました。
この大学でいろいろなことに挑戦し自分の「花」を咲かせていきたいと思いました。
インタビューに協力いただきました木幡先生、そしてここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに!
文責:学生広報部 鈴木 湊詩(経営経済学部1年)
①東史恵先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/11471/
②高野秀之先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/12835/
③國田圭作先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/19552/
④内海健宏先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/21690/
⑤土橋 堅斗先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/18681/
⑥真鍋雅史先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/25790/
⑦飯野幸江先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/26863/
⑧滑川光裕先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/26896/
⑨岩月 基洋先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/28053/
⑩真田幸光先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/28498/
⑪榎澤 祐一先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/29264/
⑫ポール・エトガ先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/30799/
⑬増山一光先生
https://www.kaetsu.ac.jp/news/faculty/32780/