NEWS

「日本文化に触れるバスツアー in 富士山」を開催しました

更新日:2025.11.26

秋も深まり、澄み渡る青空が広がった11 月15 日(土)、モデル留学生が自ら企画・運営を手掛けた「日本文化に触れるバスツアーin 富士山」が開催されました。

今回のツアーは、本学の留学生代表であるモデル留学生が「自分が感動した日本の魅力を、もっと深く知ってほしい」「多様な背景を持つ参加者同士が、日本文化を通じて交流を深める場を作りたい」という熱い想いを持って企画したプログラムです。

日本の象徴である富士山エリア(五合目、北口本宮冨士浅間神社、忍野八海)を舞台に、参加者が日本文化を視覚だけでなく味覚でも感じ、学び、そしてお互いに語り合った1日を振り返ります。

企画から当日まで、モデル留学生が主導。入念な事前準備も企画段階から当日運営に至るまで、モデル留学生が主体となって進められました。まずはどのスポットに行けば日本文化の深層に触れられるか、どのような体験が参加者の学びにつながるかを考えました。そして、ツアーの成功を確実なものにするため、参加者に向けた「事前説明会」を開催し、当日のスケジュールや訪問先の歴史的背景を解説しました。また、日本のマナーや服装のアドバイスまで行い、参加者の不安解消に努めました。

富士山と北口本宮冨士浅間神社で触れる日本の文化

ツアーのハイライトの一つは、富士山五合目と北口本宮冨士浅間神社への訪問です。富士山五合目では、参加者からは「初めてこんな近い所で富士山を見ました!」「凄すぎて言葉が出ない!」など、眼下に広がる雲海と間近に迫る山頂の雄大な姿に参加者からは感嘆の声がありました。日本の象徴としての富士山の存在感に圧倒されながら、古来より人々が抱いてきた自然への畏敬の念を肌で感じる時間となりました。

続いて訪れた北口本宮冨士浅間神社では、事前に準備した知識をもとに、手水(ちょうず)の作法や参拝の方法を確認しながら、参加者は挑戦しながら、一つひとつの動作に込められた「清め」や「感謝」の意味を学びました。

郷土料理「ほうとう」で深まる交流と食文化体験

富士山五合目では、絶景だけでなく、この地域ならではの食文化体験も用意されていました。昼食として振る舞われたのは、山梨県を代表する郷土料理「ほうとう」です。標高が高く少し肌寒い五合目で、熱々の鉄鍋で煮込まれた野菜たっぷりのほうとうは格別でした。初めて見る太い麺や味噌ベースの味付けに興味津々の参加者たち。
「美味しい!」「体が芯から温まるね」と笑顔がこぼれます。食事中は、それぞれの国の麺料理文化について語り合って食卓を通じて自然と会話が弾み、参加者同士の距離がぐっと縮まる温かい時間となりました。

忍野八海で感じる、日本の原風景と自然観

富士山の伏流水が湧き出る忍野八海では、その透明度の高い神秘的な水の美しさに全員が息をのみました。茅葺き屋根の建物が並ぶ日本の原風景の中を散策し、水と共生してきた日本人の暮らしや自然観に思いを馳せました。美しい景色を背景に、参加者同士が活発に写真を撮り合うなど、和やかな交流の場面も見られました。

今回のツアーは、モデル留学生たちの「伝えたい」という強い意志と、事前説明会を含む入念な準備が、参加者の「知りたい」という意欲と結びつき、素晴らしい相乗効果を生み出しました。参加者は、日本の美しい景色と食を堪能しただけでなく、その奥にある歴史や精神性を学び、多国籍な仲間との交流を通じて視野を広げることができました。
モデル留学生の主体的な企画と献身的な運営によって実現した、学びと発見に満ちた秋の一日。この経験は、参加者一人ひとりにとって、日本での忘れられない思い出とともに、異文化理解への新たな一歩となったことでしょう。

嘉悦大学では国際交流の一環として、留学生ならびに日本人学生を対象とした催しを定期的に実施しています。

関連ページ

国際交流について

嘉悦大学の国際交流・留学生支援についてご案内しています

READ MORE→