学生広報部レポート/就活を共に、講義「インターンシップ」

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就活を共に、講義「インターンシップ」

大学生といえば、皆さん何を思い浮かべるでしょう。
サークルやゼミなどももちろんですが、3、4年生にとっては就職活動が挙げられるかと思います。

嘉悦大学では3年生に向けて就活とは何か、インターンシップとは何かを理解し就活に臨む、講義「インターンシップ」が存在します。本記事では2022年度の春学期、秋学期を通して学生広報部の佐藤が履修した石田七瀬先生担当の講義「インターンシップ」を振り返りながら紹介する記事になります。まずは石田七瀬先生のプロフィールからご紹介です。

多面すぎる石田先生プロフィール

石田先生は驚くことに就職支援を行うキャリアの先生でありながら、ご自身が設立した会社の社長であり、7人のお子さんを持つ母でもあるすごい人
記事内ではそんなにたくさんの顔があって大丈夫!?やっていけてるの!?
などなど、気になる部分についても聞きました。

※石田先生の会社の詳しい情報はよければこちらのリンクからどうぞ

授業を受け持つのは初めて!? 1年を経て感想など

佐藤:石田先生、お疲れ様です! 
長いようで短かった講義も先週で終わりを迎えました。たしか先生は今回のように授業を受け持つのは初めてと伺っています。どうでしょう、1週間経ちましたがご感想などありますか?

石田:佐藤君お疲れ様です!
感想ですけど、あっという間だった。1年間は楽しかったです。そして学びも多かった。就活って魔物なんですよ。何も知らないうちは就活が強大なものに思えて仕方ないんです。それに立ち向かうためには知識をつけなきゃいけない。だから学生の皆さんは授業を重ねるごとに変わっていくんです。はたから見ていて、そうした変わっていく姿、顔つきを近くで見られたのはとても楽しかったです。
あと、学びの部分なんですけど、佐藤君の言う通り私は授業を受け持つことが初めてで、最初はすごく不安でした。どう授業を組み立てればいいんだろうとかどんな言葉を選べばいいんだろうって。でも学生達が自分から変わっていくのを感じて、ああ、答えは学生がくれるんだなって私自身も学ぶことができました。

普通じゃない、先生の多面ぶり

佐藤:気になっていたんですけど、先生は良い意味で先生らしくないというか、プロフィールの経歴的にも普通じゃないと思うのですが、先生が嘉悦に来た経緯を教えていただけますか。

石田:嘉悦に来た経緯は紹介のような形ですね。採用もやっていて、就職支援もやっているからなのか、ある日私の元に嘉悦の就職支援の先生から枠が空いてるのでどうですか?とお誘いがあってきました。

佐藤:なるほど。
そしてプロフィールにちなんだ質問なのですが、石田先生は就職支援の先生の傍ら、ご自身が設立したNANASE株式会社の社長でありながら、お母さんでもあるんですね。1年経って麻痺していましたけど、これってどういうことですか?僕だったらキャパオーバーに感じて一つに絞りたくなると思うのですが……。

石田:そうですね、いろいろな顔があることはもちろん忙しいですし、悩み事も多いです。
ただ私の場合、どれか一つに絞ったら生きていけないと思います。いろいろな面があるからこそ、息抜きにもなっている気がするんですよね。気分転換というか。意外とそうした気持ちの切替が物事の解決につながったりするので、今のままが私には合っていると感じています。ちなみに高田馬場までは経営者で花小金井からは先生になっていました。

佐藤:結構具体的な場所で切り替わるんですね(笑)

恋路と就活

佐藤:石田先生についてある程度知れたところで、講義を通して印象的に感じた話題をかいつまんで振り返っていこうと思います。インターンシップの講義では春学期、秋学期ともに10社以上のインターンシップへのエントリーが最終課題として立ちはだかりました。課題に備えるべく、講義ではインターンシップの事以外にも、就活全般の対策を行いましたよね。中でもES(エントリーシート)はラブレター、面接はお見合いなど、恋路に例えた表現を用いて教わったことが印象的でした。こうした表現を選んだ理由は覚えていますか?

石田:ラブレターやお見合いと表現したのは、身近に想像しやすくてまさにその通りだなと思ったからですね。ラブレターって軽々しく書けないじゃないですか。今の時代、想いを伝える手段は様々ありますけど、相手のことが好きで自分のことを知ってほしくて想いを綴るラブレターとESの性質は一緒だなと思ったので、自然と例えがそうなりましたね。面接にしても同じ理由でした。実際のお見合いは学生さんたちに身近とは言えませんけど、実際のお見合いの場を考えた時、一方的に趣味の話を続けたらダメってことは分かるじゃないですか。相手が喋りやすい共通の話題を話す。ここで言う共通の話題は求める人物像などです。そうした一連の流れはお見合いにも面接にも通じるものがあると思いますね。

企業を見るポイント

佐藤:先生は経営者、つまりは採用の立場でもあるため、企業を見るべきポイントの話はどれも印象的なものばかりでした。なかでも、長らく更新されてないような古いHPの企業の場合は変わりたくないという企業の姿勢の表れである、という話をよく覚えています。実際にそうした企業さんのインターンシップに参加させていただいたときも、保守的な雰囲気を感じました。

石田:企業を見るポイントのお話は、いろいろぶっちゃけて話しましたね(笑)
一概には言えませんけど、HPなどから分かることもあるんです。HPに限らずSNSなどでも、めぼしい発信をしていない企業は変わりたくない意思表示とも言えます。もしも、就職先に変わりゆく刺激を求めている学生さんはそうした部分も参考にした方がいいですね。
そして、これは授業でも言ったことですけど、説明会などでの雰囲気を真に受けないでほしいです。たいていの説明会の雰囲気は作りものです。採用代行にまかせている企業さんも少なくない今、きらびやかでフレッシュな説明会は演出できるんです。なので、本当に雰囲気を見たいならば、それ以外の裏からの部分を見てほしいです。例えば説明会中は仲のいい社員さんが、それ以外の時間は一言も口をきいていなかったりします。この記事をお読みの就活中の皆さんには、多少ずる賢くなって企業をみてほしいですね。

採用側ならではの、面接で思うこと

佐藤:石田先生は採用も行っているため、講義ではたびたび面接官サイドのお話もされていましたよね。そのなかでも逆質問の際に「入社までにしておいた方が良いことは何ですか」と質問してきた人は採用を見送る、なんて仰っていたことが記憶に新しく、面白かったです。

石田:この質問ってビックリするくらいみんな言うんですよ。ハウツー本から持ってきたんだね!って内心思うほどに。ただ、この質問をしたくなる気持ちも分かるんです。入社したい意欲を伝える事が出来ますし、本当に知りたいと思って聞いているのかもしれませんしね。なのでこの質問をするのなら、自分なりの理由を付け加えてほしいです。本当に聞きたいなら各人の理由があると思うので。そうすれば私みたいに何度も質問に答えてきた面接官の印象も変わるかもしれません。
それに加えてなんですけど、私の場合「入社するまでに取っておいた方がいい資格はありますか」の質問が好きではないです。じゃあその質問に答えた資格を取れるんですか?と思ってしまうので。特に面接から入社までの期間が短いほどにそう思ってしまいます。質問する場合はもう少し切り口を変えたりするといいかもしれません。

インターンシップとは

佐藤:講義インターンシップでは春学期、秋学期合わせておそらく30社以上のインターンシップに学生は参加したかと思います。インターンシップは本来、職業体験の意味合いがありますけど、実態は説明会であったり、早期選考への片道切符だったりします。様々な意味合いのインターンシップが横行していますけど、先生はインターンシップをどう捉えていますか?可能でしたらドキュメンタリーっぽく先生にとってのインターンシップを一言でお願いします。

石田:難しいですが、インターンシップを一言で言うならば、双方にとってのアピールの場だと思います。どうしてインターンシップという名目で説明会や早期選考を行うかというと、要は企業側が優秀な人材が欲しいから、早めに囲い込むためなんですよ。なので説明会や社員の座談会などは企業側のアピールになるんです。反対に学生側のアピールは企業に提出するESやグループワークなどが該当します。特にグループワークは注意が必要です。佐藤君はオンラインのグループワークに参加して画面オフ、マイクオフの会社の人間がいた経験はありませんか?

佐藤:経験あります!僕が参加した結構長丁場なグループワークをしたインターンシップでは、グループに付きっきりの、喋らない方がいました。

石田:あの真っ黒な画面の向こう側ではがっつり採点が行われていたりします。会社にもよりますが、学生さんの動き方によって何点中何点とか点数をつけたりするんです。何もしゃべらない、動かない場合だと評価は低くなり、後々の選考に影響するので会社の人間がいる場合は気を抜いてはいけませんね。
以上のように、インターンシップは双方にとってのアピールの場です。どういった形態のインターンシップにしろ、学生さんはその企業を知りたいと思って参加するわけですが、同じく企業も興味を持ってくれた学生を知ろうとします。なので両方の視点の意識は参加するにあたり大切になってくると思います。

これからの就活生に向けて

佐藤:楽しく振り返っていた時間もそろそろ終わりが見えてきました。
最後に先生から、これからの就活生に向けて何かお言葉を頂けますか。

石田:これは授業の最後にも皆さんに言ったことですが、これから就活に臨む皆さんには、誰と組むかを重要視してほしいです。就活は一人では見えてこない部分がどうしてもあります。自分がやりたいこと、向いていることは、誰かと共有することで明確になると思います。誰かの部分は誰だっていいです。私のように講義の先生でも大学のキャリアセンターの人でも友人でも、一緒になって就活に取り組むことが良い結果につながると思いますので、誰と組むかを考えてみてください。
あともう一つ!経験に無駄はないってことを伝えたいです。グループワークや説明会を無駄と割り切る学生さんがいらっしゃいますが、そんなことはありません。いつとは言い切れませんが必ずどこかで活きる時がきます。学生のうちは内定がゴールですけど人生においてはその限りではありません。今の経験に無駄はないことを念頭に、皆さんにはいろんなことに果敢にチャレンジしていってほしいです。

あとがき

「私がチャレンジしなさいと言ってる立場なのに、自分が何もしないのはおかしいと思った」と、講義を通してこの思いを抱いた先生は、取るつもりのなかったブランドプランナー、メンタルヘルスマネジメントの2種の資格にチャレンジし、取得されたそうです。僕が石田先生を先生らしくないと表したのは、こういった考えの表れなのだと、今回のインタビューを通して理解しました。石田先生には私個人としても大変お世話になりました。先生を通して得た数々の学びを就活に限らず、今後の人生において役立てていく所存です。
石田先生は2023年度からは嘉悦から離れてしまいますが、講義「インターンシップ」は複数の先生によって引き続き開講されます。一緒になって就活を知り、乗り超える本講義を学生の皆さんはぜひ受講してみてください。

文責:学生広報部 経営経済学部3年 佐藤 玲央

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