業界に特化した就職までのプログラム(2024年7月発行)

更新日:2024.07.01

業界に特化した就職までのプログラム

120年の伝統で培った[実学]に特化したキャリア教育で、高い就職実績を誇る嘉悦大学。自分が本当に学びたい学問はどこなのか。さらに進みたい職種はどこなのか。高校時代に学部選び=将来像といった難しい選択を迫らずに、社会人としての土台となる基礎学問「経営学・経済学」をまず1年次に学ぶ。そのうえで徐々に自分のより深化したい専門領域、その先の希望職種を見出してもらうのが本学の方針であり、【良さ】です。

後悔なく学生の成長過程(関心領域の明確化)に即して2年次からはビジネス系専門学校に相当する4つの緩やかな専門コースに進み、3年次以降では業界別に特化した実践力を8つのチャレンジプログラム(CP)で身につけ、高い就職率に繋げています。CPのひとつを担当する酒井教授がその内容と魅力を語ります。

 

酒井翔子

経営経済学部 教授

 

 

博士(経済学)。研究分野は人文・社会/社会学/租税法 税務会計。嘉悦大学では商業簿記、ファイナンシャルプラン、基礎ゼミナール、研究会、フードビジネスチャレンジプログラムなどを担当。学生時代にはスポーツに親しむ。大学2年生の時に訪れて以来、イギリスの美しい景色、言語、建物、文化に魅せられ、イギリス税法を専門とする今の職へ。研究会やチャレンジプログラムでは、ゼミ生の「気づき」に寄り添えるように個々に向き合う努力をしている。

カフェ・フード業界特化のチャレンジプログラム

私が担当するCPでは、カフェ・フード業界を中心に業態開発・集客戦略の提案や実店舗での覆面調査等を通じてフードビジネスを学んでいます。
学園祭の模擬店出店では、連携企業である株式会社プロントコーポレーション様にご協力頂き、PRONTO嘉悦大学店という名称で、実際の店舗の経営体験を行っています。PRONTOの取締役である鈴木様を講師でお招きして、今の飲食業界の実情などを話して頂き、その上で、その年の模擬店舗のコンセプトを1から作り上げています。
店長や副店長をはじめ、商品企画や広報宣伝、会計部門すべてを学生が分担して行い、実際の経営に向けて準備を進めながら、事業を遂行する難しさを実体験として学んでいます。

他にも、実際にPRONTO様の店舗で勤務する店舗研修という活動も行っています。店舗研修を希望する学生の所見をPRONTOに共有しているため、普段の活動状況や性格、飲食業界の経験有無など、学生それぞれの現状を把握頂いた上での店舗配置をして頂いています。
研修中も頻繁にPRONTO様と情報交換できるので、どんな成長があるのかだったり、うまくいかなかったことを教員側からもフォローができるなど、大学側とPRONTO側の双方向から学生1人1人を見てあげられるのが魅力だと思います。

カフェ・フード業界CPは毎年50名程度が在籍しています。そういった環境下で指導する時に大切にしているのは、学生1人1人が主役だというところです。大人数なので時に学生間の衝突もあるのですが、基本、人は自分と違うという考えをもっているのだから自分の個を大切にしながら相手も尊重して欲しいという方針で指導しています。
教員としてアドバイスもしますが、それが絶対的な正解ではないので、自分が必要だなと思う部分を取捨選択(カスタマイズ)しながら、自分なりに吸収してもらえたら良いというスタンスで、私自身も一緒に学生と学ぶことを大事にしています。だから、個を大事にするというのが、このCPの最大のポイントだと思います。とにかく自由にのびのびだからこそ、主体的・自主的に学生みんながつくり上げるCPが出来上がっていると思います。

このようにCPは、様々な業界に特化して、個を伸ばしながら専門性を磨いていくプログラムと言えます。企業と連携した活動を行う。何だか難しい様に感じてしまうかも知れませんが、実際に経験したからこそ見えてくる、活動したからこそわかる学びがあると思います。
学生時代の経験は、人生の様々な場面で役立つ強みとなり、皆さんの財産になるものです。先輩学生達が繋いで来てくれた良き学びの環境を活かして、嘉悦大学のCP で沢山の事に挑戦してみて下さい。

チャレンジプログラムを就職・キャリアにつなげた学生の声

プレゼン力が身についた

田崎心

経営経済学部4年生
新潟県立柏崎高等学校出身

 

普段使っている飲食店など身近にあるものを分析すると聞いて、興味が湧いたことや活動が楽しそうだなと思ったのでカフェ・フード業界に特化したCPを選びました。

活動の多くがグループワークで、ワーク後は必ず発表があるので、プレゼン力が身についたと思います。模擬店の活動では、2年生の時の活動がコロナ禍の影響もあり、不完全燃焼だったので、「もうちょっとしっかりとした形のものをやりたい」という想いがあって、3年生の時の模擬店では、商品を充実させようといろいろな提案をして店舗の動かし方が学べました。

主体性を磨き、内定へ

萩原悠貴

経営経済学部4年生
東京都立江戸川高等学校出身

 

もともと飲食やフードに関して興味があったのと、ついでに会計系の資格も取りたいなと思ったので、会計学も教えている酒井先生のいるこのCPを選びました。

良かったところは、学生主体で何事にも取り組むので、自分たちで考えたことを実際にゼミで実践できるところです。自分たちのやりたいことや考えを出してできるっていう点で、主体性はすごく磨かれたと思います。PRONTO様で店舗研修をさせて頂いたことで、実際に働いてみて社内の人のことも知ることができ、就活でPRONTOを受けて内定をいただきました。

業界に特化した8つのCP

  • フードサービスCP
  • ICTビジネスCP
  • エンタメCP
  • ツーリズム業界CP
  • 起業・事業継承CP
  • 会計士・税理士CP
  • 地域創生CP
  • 公務員CP
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