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学生広報部レポート/嘉悦の超重要講義「基礎ゼミナール」vol.1 お互いを知り、大学に必要なものを考えよう

更新日:2025.06.10

皆さんこんにちは!学生広報部4年の横山です!

学生広報部でも数回取り上げている、嘉悦大学の必修講義「基礎ゼミナール」。
この講義は、大学生に必要なアカデミックスキルを身に付けるための重要な講義です。
今年度より学生広報部の部長に就任したわたくし横山が、今回から前期後期合わせて28講義全てに密着取材し、どのような内容なのかレポートしていきたいと思います!

初回は、「基礎ゼミナール1」第1回、第2回講義を合わせて皆さんにお伝えしていきます!

嘉悦大学の超重要講義!「基礎ゼミナール」とは

第1回講義の内容の前に、「基礎ゼミナール」(以下基礎ゼミ)という講義について紹介します。

前述したとおり、アカデミックスキルを身に付ける講義ですが、具体的には読解力や論理的思考、傾聴力、そしてコミュニケーション能力についてワークを通して学び身に付けることが主な到達目標になります。同時に「大学」という場は何を行う場所なのか、学び・学生生活の両方から新入生に伝えていく講義でもあります。

基礎ゼミは高校のようにクラスで講義が分かれており、火曜に6クラス、木曜に5クラスで実施しています。前期の「基礎ゼミナール1」14回と後期の「基礎ゼミナール2」14回の合計28回講義が行われ、講義には担当の先生1名とSA(1年生の授業サポートを行う授業補佐)と呼ばれる先輩学生がいます。

このように基礎ゼミは大学で学ぶ土台を作っていく内容であり、新入生にとって超重要な講義なのです。

第1回講義:大学で学ぶということ

入学直後で新入生がまだ緊張しているタイミングの第1回講義では、「大学で学ぶということ」というテーマで基礎ゼミの概要を1年生に向けて説明が行われました。
講義内容の前に、教員、SAの自己紹介が行われ、その後授業計画や基礎ゼミの到達目標、意図的にコミュニケーションをとるための講義内ルールの説明がありました。基礎ゼミについての説明が終わると、第1回講義のメイン「自己紹介ワーク」が行われました。

当然第1回講義なので新入生同士もお互いを知りません。なので、お互いについて知り、今後の基礎ゼミでコミュニケーションをとるために今回は自己紹介ワークを行いました。

自己紹介ワークは、まず個人ワークとして自分について(出身、好きな人・こと・もの、特技等)考えワークシートに記入していきます。その後グループワークを行うために、1枚の白紙にペンで十字線を描き4つに区分けし、左上から「名前・出身・呼んでほしいあだ名」「好きなこと・得意なこと」「最近会ったGood or New!(最近あったよかったこと、嬉しかったこと、なるほどと思ったこと)」「これから大学でやりたいこと」を書いていきます。そしてその用紙を使い基礎ゼミ内で新入生同士自己紹介を行い、お互いについて話し合います。

私が取材したクラスでは最初に基礎ゼミ全体に向けて各学生が自己紹介を行っていましたが、その後ワークを行っていた同じ机の学生同士でコミュニケーションを行っており、相手を知る良い機会になっていました。

自己紹介ワークが終わると、最後に提出物の確認が行われ、第1回講義は終了となりました。初めてのグループワークでしたが、自己紹介が行われるたびに拍手をしていたりと、第一回はとても良い雰囲気でした!

第2回講義:大学生活で大事なこと

第2回講義は「グループワーク 大学生活で大事なこと」というテーマでワークを行いました。

大学生になって1週間経ち、改めて大学生活を送るうえでの能動的な考え方などを共有し、今回のメインワーク「KAETSUゲーム」に移っていきました。(このワークは卒業生が作った「NASAゲーム」を模したプログラムだそうです!)

「KAETSUゲーム」は大学生活を登山にたとえ、大学生活を送るうえで重要なアイテムを装備に見立て、無事に山頂にたどり着くため(充実した大学生活を送るため)にアイテムの取捨選択を行いながら順位をつけるワークです。

最初の個人ワークでは、22の大学生活アイテムの中から、自分が大事だと思うものを選択し、その中から7つを順位をつけて選んでいきます。選ぶ際には、そのアイテムを選んだ理由をワークシートにメモをしていきます。個人ワークが終わるとグループに分かれ、それぞれが何のアイテムを選んだのか理由を合わせ共有し合い、その後グループで1つの順位を作成するためにディスカッションを行います。初めてのグループワークに学生は苦戦している場面も多く、ディスカッションに苦戦しているグループにはSAがサポートに入っていました。

教員が板書しているそばでサポートするSA

グループ内で1つ順位の作成が終わると、クラス全体で発表が行われました。「授業」や「資格」、「友達」といったアイテムは共通して順位に入っていましたが、それ以外のアイテムはグループ毎に特徴が出ていました。答えが一つに決まるものではなく、大学生活でそれぞれの学生が大事にするものは違ったり、多様な意見から合意点を見出すことの難しさを知るワークになったと思います。

私が取材したクラスではSAがどんなアイテムを選んだのかも発表が行われていました。学年が上がることで視点が変わり、選ばれるアイテムも少し変わっており、1年生達も真剣に聞いていました。私が驚いたのはSAが選んだアイテムよりも、アイテムを選んだ理由を説明する力!2年生SAと1年生の発表のわかりやすさが全然違い、2年生は順序立てて説明しており非常に伝わりやすかったです! 先生も説明の仕方について話しており、1年生はアイテムの取捨選択以外にも大事なことを学べたと思います!

発表後は、他グループの意見も踏まえて改めて自分でアイテムの順位を決め、ワークが終了しました。

新入生の不安と期待が伝わる回!

今回は、嘉悦大学の超重要講義「基礎ゼミナール1」の第1回、第2回講義についてレポートしてきました。

第1回、第2回とも新入生達の大学生活への不安と期待が伝わる基礎ゼミでした。新入生同士も探り合いながらグループワークを行っている緊張感は見学している私にもヒシヒシと伝わってきました!ですが第2回講義では、そのような慣れない学生同士で、ワークの根拠についてまとめる段階までディスカッションを行っていたグループもあり、序盤とは思えない大学生らしいグループワークに驚きました!!

次回は第3回、第4回講義をレポートしてきます!聴く力、先輩達の経験談など…
お楽しみに!

文責:学生広報部 横山飛雄(経営経済学部4年)

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