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学生広報部レポート/嘉悦の研究会 実際どうだった??後編

更新日:2025.04.24

どうも!学生広報部4年の横山飛雄(以下、トビオ)です!
この記事は「学生交付部レポート/嘉悦の研究会 実際どうだった??前編」の続きとなっています!前編では同じく学生広報部4年の長谷川裕剛(以下、ユーゴ)君が、「國田研究会」を選んだ私がどのような活動をしていたのかをインタビューしてくれました!
そして後編では、「飯野研究会」を選んだユーゴ君が、研究会ではどのような活動をしていたのかを私が取材してきましたので、その様子をご覧ください!

左インタビュイー(ユーゴ)      右インタビュアー(トビオ)

 

 

ユーゴが所属している研究会は飯野幸江先生が教える会計系の研究会です。飯野研究会の活動内容について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!(飯野先生へのインタビューはユーゴがしています!)

飯野先生インタビュー :https://www.kaetsu.ac.jp/news/campuslife/26863/

飯野研究会活動内容 :https://www.kaetsu.ac.jp/news/uncategorized/8315/

おさらい

トビオ:2年ぶりの取材、よろしくお願いいたします!

ユーゴ:よろしくお願いします(笑)。

トビオ:研究会について聞いていきたいんだけど、たしかユーゴはお金が好きで飯野研究会に入ったんだよね。

ユーゴ:言い方に語弊があるけど(笑)。子供の頃から身近にあるお金について学びたいと思って会計学を学ぼうと思ったんだ。嘉悦大学にはいくつも会計系の研究会があるけど、1年生の時履修していた簿記の授業で飯野先生の教え方が「わかりやすいな」って思って飯野研究会を選びました。

1年生の僕達(左:ユーゴ 右:トビオ)

 

飯野研究会の活動内容

トビオ:ユーゴは2年間でどんな活動をしてきたの?

ユーゴ:2年生で会計学の基礎を学んで、3年生からは1つの上場企業を選んで、1年を通してその企業の財務諸表の分析をしています!2年生の活動から説明すると、講義の各回に設定されているテーマの中から自分が調べたいと思う内容を決めて、その回にまとめた内容を発表する感じ。講義の前半に学生の発表をやってから授業内容について先生が講義をするね。基礎を学んで3年生になると、企業を1つ選んで1年かけて財務情報について調べていく。ただその選ぶ企業は「上場している企業」っていう条件があるんだよね。

トビオ:そっか、財務諸表の分析をするには公開している企業じゃなきゃできないよね。

ユーゴ:そうそう。だから上場している企業っていうのが条件になっているんだ。公開されている企業の財務情報「貸借対照表」「損益計算書」とかを参考にして、その企業の利益率や回転率を導いて業績や今後の成長について分析・考察しているよ。

トビオ:財務情報は過去何年分を見るの?國田研究会でも財務情報等をみながら企業研究をするけど、2019年から2、3年はコロナ禍の影響で企業の業績としてみたとき、統計的に外れ値になると思ったんだけど。

ユーゴ:確かにあの時期のデータは企業毎に振れ幅が大きいけど、飯野研究会ではコロナ禍のデータも全部含めて直近5年間の財務情報を見ているね。

トビオ:なるほど。分析・考察っていうのはどんなことをしているの?

ユーゴ:2年生の時と同じように、3年生の研究会でも毎回テーマが設定されていて、各々そのテーマに基づいて企業の研究をしてくる感じだね。そのためにまず財務情報を見るのはそうなんだけど、財務情報からグラフを作成したり、業種別の平均値を比べたりするんだ。さっきのコロナ禍の外れ値もそうだけど、値に大きい動きがあった場合は、その年に何があったか別途調べて要因を理解して分析を進める感じだね。

トビオ:分析したものは何か資料としてまとめるの?

ユーゴ:そうだね。2年生の時はスライドにまとめていたけど、3年生は基本的にはWordにまとめて、作成したグラフや数値から読み取れる考察とかをまとめているね。それを学生は発表するんだけど、1回の講義での発表者は4人くらいで、発表が終わったら分析結果で気になる点を質問した後に、飯野先生からもフィードバックをしてもらえる。

トビオ:ちなみにユーゴはどの業種を調べてるの?

ユーゴ:僕はアルバイト先の薬局を調べてるね。もちろん他の人は全然違う業種を調べてるから、会計学的な学び以外にも、各企業について学べるから面白いね。

1年生の時に目指していた自分にはなれた?

トビオ:僕達が1年生で先輩に取材してもらったときに、ユーゴは抱負として「研究会に入ったら税理士になるために資格を取りたい」っていう風に言ってたけど、税理士になるための資格は取れたの?

ユーゴ:取れて…ないです…。

トビオ:そうなの(笑)。

ユーゴ:いくつか資格自体は取れているんだけど、目標としていた日商簿記2級とかはまだなんだよね(笑)。資格取得を目指す気持ちはずっとあるんだけど、活動内容からも分かるとおり飯野研究会は資格取得を目的とした研究会じゃないから、どうしても個人で努力する部分が多くなるんだよね。でも1年生の時の抱負を達成できていないから飯野研究会に所属して後悔しているっていうのは全くないよ。

身につく力

ユーゴ:資格が取れていなくても研究会に入ったことで、財務諸表の見方とそこから企業の分析を行う力を身に付けることができた。数字に基づく企業分析力は将来どこで働くことになっても、腐らない能力だからね。

トビオ:確かに、マーケティング系の研究会ではここまで数字を重視した企業研究をするイメージはないから、飯野研究会に入ったからこそ身に付けられた力だよね。

ユーゴ:そうだね。逆に会計系の研究会では珍しくプレゼンを行う機会が多いから、資料作成能力とプレゼン能力も身に付けることができたよ。分析した情報をプレゼンではいかにわかりやすい言葉で伝えるかっていうのも考えるのは、マーケティング系の研究会の要素だよね。

トビオ:飯野研究会で得られる力は、会計系とマーケティング系の良いとこ取りなんだね。

これからについて

トビオ:ユーゴはこれから4年生になるわけだけど、飯野研究会のこれからの活動と就活についてどうしていくのか教えてもらえますか!?

ユーゴ:まず4年生の飯野研究会は卒業論文がメインになるね。今まで学んできた会計学の知識を使って企業の分析について卒業論文としてまとめる感じ。3年生の時に1年間かけて分析した企業を取り扱ってもいいし、新しい企業について調べることも良いみたい。

トビオ:飯野研究会で学んだことの集大成だね。

ユーゴ:1年かけて頑張りたいと思います。就活については会計に関わる業種を軸にしてやっているけど、それ以外の業種、営業やIT系とかも興味があるな。

トビオ:そうなんだ。会計系一本で行くかと思ってたけど。

ユーゴ:最終的な目標としては税理士ではあるんだけどね。就活で業種を調べてると、銀行でのITシステムを行う仕事とかもあってさ。会計を直接やらなくても会計分野に関わる仕事も経験しながら、最終目標に進んでいけたらなって思っている。

どんな学生に飯野研究会を勧める?

トビオ:最後に、どんな学生に飯野研究会はおすすめできる?

ユーゴ:飯野研究会は会計系の中でも、資格取得を目的とした研究会ではありません。だから資格とかじゃなくて財務手法や数字から分析する力を身に付けたい人、同時にプレゼン能力も身に付けたいっていう人に飯野研究会をおすすめします!個人的にも飯野先生の講義ってすごくわかりやすいので、会計学に少しでも興味のある人はとにかくおすすめだね!

トビオ:後輩に向けて一言お願いします!

ユーゴ:「悔いのないように学生生活を楽しんでほしい!」かな。僕もあっという間に3年生が終わっちゃって、こうすればよかったってすごい思うから、会計系とか関係なく大学生活を楽しんでほしいです!

トビオ:ありがとうございました!

おわりに

今回は長谷川ユーゴ君に、2年間で研究会でどのような活動をしていたのか、どんな力が身に付いたのか話を聞いていきました。
飯野研究会の活動内容や、ユーゴ君の目標について改めて知ることができました。
前半記事ではユーゴ君が僕に取材してくれましたが、今回お互いを取材することで、それぞれ2年間で色々な経験をしてきたのだと強く実感しました。1年生の時に期待と不安を感じながら先輩にインタビューしていただいたのが懐かしいです(笑)。
私たちは1年生の時に目標を設定し、研究会で知識・能力を鍛えることができました。明確な目標を持たなくても、これについて学びたいという気持ちを持って活動をしていれば、どんな人も2年後には驚くような成長をしているかもしれませんね!

 

文責:学生広報部 横山飛雄(経営経済学部4年)

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