学生広報部レポート/嘉悦のあれこれにも関わりが⁉~株式会社オカムラさんの納入事例インタビュー~

学生広報部レポート/
嘉悦のあれこれにも関わりが!?
~株式会社オカムラさんの納入事例インタビュー~

嘉悦大学の奥に広がる憩いの場、さくらラウンジ。
その階段横にデンと構える四角いボックスを皆さん利用したことはありますか?

ボックスと呼びましたが、正式名称は「TELECUBE by OKAMURA」という、防音型のコミュニケーションボックスです。(以下「テレキューブ」)内部にはテーブル、イス、電源コンセントなどがあり、セキュリティが保たれた静かな環境で、資料作成やメールなどの業務、電話、Web会議といったコミュニケーションが可能となっています。
嘉悦大学には2021年11月に導入されたものではありますが、最近では認知も広まってきて使おうと思ったらすでに利用者が、なんて光景も珍しくありません。
そんなテレキューブですが、この度テレキューブを開発した株式会社オカムラの皆さんが納入事例の取材のために嘉悦大学へいらっしゃいました。

〈当日の様子〉

取材は学生へのインタビュー形式で行われ、先ほどのテレキューブだけでなく、同じくオカムラ製品で当時ヘルプデスクにて活用されていたポータブルバッテリー「OC」の活用方法も質問されていました。インタビューには2年生の水石麻友さん、4年生の酒田雄大さんが応えてくれました。出来上がった記事はすでにオカムラさんのホームページにて公開されています。インタビューにてお二人が何を話したのか、気になる方はぜひご覧ください。

https://workplace.okamura.co.jp/design_tips/220901/

嘉悦大学では研究会や講義を通じて企業と交流する機会が多々ありますが、時折、企業やメディアの取材を受ける機会もあります。今回もつつがなく終了した納入事例取材でしたが、こういった機会を学生広報部では積極的に活用しようと、実はその裏で学生広報部による逆取材を行っていました。本記事では株式会社オカムラ新宿支店営業二課の宮地さんに、学生広報部の佐藤と上原があれこれ聞いた内容をお届けします。

・まずはテレキューブの話題から

上原: 逆取材を受けてくださりありがとうございます!
まずは私たちにとって身近なテレキューブについての質問なのですが、宮地さんが思うテレキューブの推しポイントを教えてください!

宮地: 元気がすごい(笑) そうですね、テレキューブの特徴は、四角い見た目から想像できるように周りの雑音を遮る高い遮音性、中の音が漏れない吸音性などありますが、それ以外に防災、特に耐震性能に優れているのです。東日本大震災を想定した実験でも転倒・破損・ガラス割れはなく、扉も正常に機能しているんです。

佐藤: 学生である僕からするといつの間にか置いてあったテレキューブなのですが、四角い状態で持ってくるんですか?

宮地: 現地で職人さんが組み立てる構造になっています。実は扉1枚が100キロ近くあるんですよ。

佐藤: 100キロも……!その重量が耐震や静穏性にあたるのですね。

宮地: はい。そしてオカムラの歴史についても少し触れたいのですが、実はオカムラは以前、飛行機を作っていたこともあるのです。

上原: 飛行機ですか⁉

宮地: そうなんです。戦後初の国産飛行機を作っていました。また、自動車を開発するなど、いろいろな変遷をたどって今に至ります。飛行機や自動車はもう製作しておりませんが、その時に培った技術は今の開発にも受け継がれています。

佐藤: テレキューブに空の技術が活かされているのは趣深いですね。

もっと詳しいオカムラの歴史についてはこちらから!↓

https://www.okamura.co.jp/company/history/mikasa/index.html.html

・身近すぎるオカムラ製品

上原: オカムラさんはテレキューブやポータブルバッテリー以外にどういった製品を扱っているのですか?

宮地: オフィスをはじめ様々な施設に製品とサービスを提供しています。具体的には家具や事務機器、お店の陳列棚や冷凍冷蔵ショーケース、それ以外に物流倉庫の搬送システムなども製造・販売しています。実を言うと今私たちが使っている教室のテーブルやイスもオカムラ製だったりします

上原: えぇ!?そうなんですか。

宮地: さらに紹介すると、さくらラウンジのソファやドレープもオカムラ製なんですよ。

〈ドレープ〉

〈さくらラウンジのソファ〉

佐藤: 嘉悦の人間は、全員関わりがあったんですね……

・テレキューブの需要

上原: オカムラさんのホームページで他の納入事例を拝見したのですが、意外にもコロナ禍前からテレキューブが普及し始めていたことに驚きました。

宮地: もちろん、コロナ禍でテレワークが広がりウェブ会議が一気に普及したことで、テレキューブにスポットを当てられるようになったのも事実ですが、実はコロナ禍前からパーソナルスペース、プライベート空間の需要はありました。設置事例は多岐にわたり、会社や駅、空港、病院など、様々な場所が周囲と隔絶した空間を求めています。ですから、今後もテレキューブは普及していってより身近なものになっていくと思いますね。

・見つけた、意外な商品

佐藤: テレキューブを調べる際にホームページで目についたのですが、これも全て商品なのですか?

※緑がしなだれた部分がパーゴラ

宮地: はい。こちら、緑も含めて「パークワーク」という製品になります。高低差あり、クッションありのパネルやパーゴラ※といったユニットを組み合わせて出来上がる商品です。このパークワークの中で、集中したり、ミーティングを開いたり、芝生でリラックスしたりと何役もこなせてしまうんです。

佐藤: 単なるイスやテーブルだけじゃなく、雰囲気や空間も届けるのは新しくて面白いですね。

宮地: パークワークは空間の印象をガラッと変えられるので、オフィスの在り方が変化している現在は注目を集めています。そんなパークワークはニューヨークのセントラルパークという場所から着想を得ました。はたらく合間の一時の安らぎや運動、食事、休憩、コミュニケーションを兼ね備えているので、もしかしたら今後のオフィスの主流になるかもしれません。

上原: ぜひ学校にもほしいです!

宮地: 教育市場への納入事例もありますので、嘉悦大学さんの要望があれば、ご提案することは可能です。こういった製品はショールームにて展示していますので、もし気になった方がいればぜひ見学にお越しください。

・最後に

上原: 短い時間ではありますが、この度は貴重な機会をありがとうございました!最後にお聞きしたいのですが、宮地さんが仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

宮地: 私たちはオフィスや店舗、物流センター、さらには学校・図書館・病院などの公共施設に至るまで、人の暮らしにかかわる様々な空間づくりを行っています。大事にしているのは、そこではたらく人はもちろん、あらゆる利用者の目的を理解し、思いに寄り添って、最適な環境を提供することです。テレキューブやパークワークが登場したように生活様式は日々新しくなっています。しかし、それらを理由にしてこちらの提案を押し付けることは正しくありません。お客様が本当に必要としているものはなにか、本当にその提案でいいのかという懐疑を忘れずに、お客様の声を受け止めることを私自身心がけています。ですから、細かい部分を流さずに、誠実に人と向き合うことを大切にしております。

・編集後記

株式会社オカムラの皆さん、逆取材に応えてくださった営業の宮地さん、この度はありがとうございました。まさかテレキューブやOCだけでなく、私たちが普段使っているイスや机やクッションのほとんどがオカムラ製のものだということには驚きました。。
また、一学生から頂いた「テレキューブを増やすにはどうしたらいいか?」という質問には「大学側の要望があれば可能である」とのことでした。テレキューブの増設を望む私含む学生はご意見箱などで声をあげていきましょう。
新たな生活様式とともにベストな提案を続ける株式会社オカムラ。あなたの周りのあれこれにも関係があるかもしれません。

文責:学生広報部 佐藤 玲央(嘉悦大学 経営経済学部3年)

 

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