【学生インタビュー】難関の公認会計士試験(短答式)に合格!

2021年に行われた公認会計士試験短答式試験に、経営経済学部4年の坂田直矢さんが合格しました。

本学では資格取得を果たした学生に報奨金を支給する制度を設けていますが、公認会計士(短答式試験合格)は、4等級(AA、A、B、C等級)のうち、AAランクに位置づけられる難関試験です。※AAランクの報奨金は30万円。

坂田さんは大学に入学してから簿記の勉強を始めて、公認会計士試験短答式試験合格に至りました。
そこで、合格までの経緯や、今後の目標についてお話をうかがいました。

 

Q:まず、公認会計士試験を目指すようになったきっかけを教えてください。

もともと金融業界に興味があり、専門的な知識をもった社会人になりたいと考えていました。公認会計士は、弁護士などに並ぶ難関資格だということは知っていました。
大学で初めて簿記の授業を受けたのですが、その授業で簿記の勉強の延長線上に公認会計士の資格があることを知りました。先生の勧めもあり、どんどん資格取得をしていこうと考え、1年次の6月に日商簿記検定3級に合格することができました。
その後、夏には公認会計士の試験に挑戦しようと考えるようになりました。

Q:簿記は大学に入学してから初めて勉強したのですね。難しくはなかったですか?

数学が好きだったので、ハードルなどもなく面白いと感じました。特に計算して数字がぴったり合った時は楽しかったです(笑)。

Q:試験に向けてどんな勉強をしましたか?

試験対策では過去問題を勉強しました。大学の授業はもちろん通信教育も活用して試験に備えました。
簿記や会計はもちろん、監査論や企業法、経営学、経済学など、大学で勉強したことも活かされたと思います。

Q:試験勉強で一番苦労したことは何ですか?

モチベーションを保つのが大変でした。試験に向けた勉強の期間が長くなればなるほど…。計算科目は大丈夫だったのですが、会社法などの暗記科目が特に大変でした。

Q:試験前はどんな風に過ごしていたのでしょうか

最後はひたすら寝て起きて勉強して、気分転換に趣味のゲームや釣りをして適度に発散していました。
また、大学は違うのですが中学時代の同級生も同じように公認会計士試験を目指していたので、会ったり一緒に試験会場に行くことができたのは良かったです。

Q:試験合格を経て自分の中で何か変化はありましたか?

「勉強をやり切った」という一つの達成感がありました。
それから、視野が少し広がったかなと思います。語学など、他の分野の資格取得も目指してみたいと考えるようになりました。

Q: 今後の進路や目標について教えてください。

まずは論文式試験に合格し、いずれは大手の監査法人へ就職したいです。
将来的には会計の分野のコンサルタントも目指したい。アルバイトで塾講師をしていたのですが、その経験が楽しかったんです。塾講師もコンサルタントも「人に自分の知識を伝える」という所が通じるのかな、と考えています。

 

〈坂田さんのアドバイザ(研究会の指導教員)経営経済学部 飯野 幸江教授より〉

短答式試験への合格、おめでとうございます。
地道にコツコツと努力を重ね続けた成果だと思います。
坂田君の合格に刺激を受けた後輩たちもいます。
これからも健康に留意しながら、目標に向かって頑張ってください。

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