研究会一覧人工知能技術とシミュレーション技術による将来予測
滑川 光裕 教授

ICT・データサイエンス
人工知能
将来予測
教員の専門分野/情報システム学、システムシミュレーション工学
テーマは「人工知能技術とシミュレーション技術による将来予測」。ビッグデータを活用するための情報処理技術など、これからの世界を豊かにする知恵や技術を養います
就職にも役に立つスマホとパソコンのアプリ開発技術を身につけ、それと同時に、自分自身の研究テーマを持ち、そのテーマに関する情報技術の理論修得と実践を行います。
過去には、渋谷スクランブル交差点と銀座4丁目交差点で、人の動きを認識して、パーソナルスペースと人間空間飽和量(いわゆる「密」の度合い)に関する調査・研究したり、吉祥寺の自動車や横断歩道の人の流れをAI認識させ、今後の渋滞予測についての研究をした学生もいます(2020年秋学期現在も、2年生~4年生の先輩と後輩どうし数名が大学へ登校して教室で熱い議論をしつつ、人工知能チップを使った自動車と人間の動きに関する研究プロジェクトを進行しています)。また、留学生にも、自分の国の交通解析をしようと、母国の交通データを取得してきた学生もいます。
経営マネジメントとの融合研究例では、①コンビニエンスストアやスーパーにおける人の出入りや店内商品配列、買い物店内動向のAI認知による今後の人員配置(レジや品出しの要員)計画とコスト算定、②道路におけるETC・料金所と交通容量による料金所システム設置・人員のコスト算定、③Yahoo!混雑レーダーによる都心の人の移動の現状と代替交通(例えば、大地震による鉄道不通時や、自動運転タクシーへの代替など)の移動時間・コスト計算、④最短経路や最短時間ではなく、楽しく快適に移動する(混雑を避ける、眺めの良いルートなど)ためのナビゲーションシステム開発、⑤オープンデータ(現在の電車やバスの位置情報、感知器による渋滞情報、公共施設の位置と状況などのインターネット上で数値として公開されている情報)を用いて組み合わせたスマホ上での新たなサービスシステムなど、ゼミ学生たちと様々な研究に取り組んできました。
このように、それぞれが社会システムを研究対象とすることで、情報通信技術の習得、その理論の検討、アプリでの実践方法(アルゴリズム)研究などについて、担当教員と打合せをしながら進めていきます。