学生広報部レポート/自分の強みやチームワークの重要性を学ぶ~キャリアDay 1年生特別授業 日本テレビ特別授業~

学生広報部レポート/
自分の強みやチームワークの重要性を学ぶ
~キャリアDay 1年生特別授業 日本テレビ特別授業~


嘉悦大学では、毎年全学年の学生に向けたキャリア・就職支援の1dayイベント「キャリアDay」を開催しています。この日は1日大学の講義がなく、丸1日を使って就活や業界研究など様々なイベントから将来について学び考える1日となっています。
学年ごとに内容が異なるキャリアDayですが、今回の1年生のプログラムは日本テレビにお伺いしての非日常な特別授業!というものでした。
この特別授業は2つのプログラムに分けられていました。前半は、ニュースやスポーツ中継を担当している川畑アナウンサーが司会進行を務め、グループワークを行い、後半は、24時間テレビや笑点を担当していた中村プロデューサーからアツいお話を伺うという構成でした。本記事では学生広報部4年の北村が潜入取材してきましたので、その内容や様子をお伝えします。

困難な状況でも創意工夫で乗り越えられる

前半は、アナウンサーの裏側を追体験できるワークでした。川畑アナウンサー自身が体験した、困難な状況をどのようにして乗り切ったかをクイズ形式にして、5人で1チームとなり協力して考えていきます。
クイズの具体的な内容は、速報のニュースを伝えようとしたが、原稿がまだ届いていない状況をどのようにして乗り切ったか、スポーツ中継のピッチレポートを担当した際、サポーターの応援の声が大き過ぎて監督の声が聞こえない時にどのようにしてピッチレポートをしたかなどリアルな現場で起きたことが出題されました。

川畑アナが親身になって学生と話している様子

クイズの回答は、それぞれのチームが会場全体にみえるように紙に書いて発表していきます。最初は、チーム内で遠慮をしてしまい、回答がまとまらず制限時間内に回答を発表できないチームが多くありましたが、時間が経つにつれて徐々に打ち解けて話ができるようになり、制限時間内に全チームが回答を完成させました。最後の方は、チーム内で活発な意見交換ができ、会場がにぎやかに盛り上がっていました。

チームの回答を発表している様子

仲間を応援することが大切

後半は、中村プロデューサーからプロデューサーの仕事について説明していただき、仕事をするうえで大切なことである「仲間を応援することを忘れてはいけない」というお話しをしてもらいました。
プロデューサーは、目的や目標を設定し、その目的を達成するために人を集めることが仕事です。気持ちよく働ける環境で楽しく成果を出す集団も作ることを意識しています。1人でできることには限界がありますが、1人ではできないことを集団だと達成できます。そのために大切なことは、仲間を応援すること。仲間を応援すれば、仲間が頑張れるし、自分が困っている時は仲間が助けてくれます。だからこそ、仲間を応援することが大切だと教えていただきました。

中村プロデューサーが仕事について話している様子

その後、仲間を応援する大切さを感じる動画を見ました。幼稚園児が保護者の見守る発表会で跳び箱を飛ぶ動画です。ある男の子が自分の身長よりも高い段を飛ぼうとしますが、何度挑戦しても飛べず、泣いてしまいます。その時、周りの仲間たちがさっと駆け寄り、その彼を取り囲むように円陣を組みました。「できる、できる」と子どもたちが飛べない男の子を応援しました。向けられる仲間たちの言葉に男の子は勇気をもらいます。涙をぬぐい、再度チャレンジ。最初は、怖くてロイター板を踏み切れなかった男の子が、踏み切れるようになりました。跳び箱に馬乗りになり、徐々に飛び越える兆しが見えてきた、そして、飛び越えることができたのです。仲間だけでなく保護者までもが歓喜の声を上げ、発表会は成功を収めました。
会場にいる学生、先生全員が感動して特別授業が終わりました。ちなみに男の子と同年代の子どもを持つ嘉悦大学の特別授業の担当・内海先生に一番刺さっていました。

感動の動画を見ている様子

大成功のキャリアDay

後日、今回の日本テレビの特別授業を担当した内海先生にお話を聞きました。

北村:私が1年生の時は、日テレの講義がありませんでしたが、どういうきっかけで今回おこなわれたのですか?

内海:ご縁があって日本テレビに特別授業をお願いしました。最初は嘉悦大学でやる予定でしたが、嘉悦大学に入学したからこそできること、非日常を味わってもらいたいという思いがありまして、非日常をキーワードに汐留の日本テレビで特別授業をしました。

北村:内海先生を含め、大学の方からお願いしたことはありますか?

内海:中村プロデューサーや川畑アナウンサーと打ち合わせをしていて講演形式の授業をする予定でしたが、中村プロデューサーがすごくアツい方で中村プロデューサーに語ってほしいと思って講義形式からワーク形式に変更をお願いしました。

北村:ズバリ、今回の狙いはなんですか?

内海:今回の特別授業を通して人それぞれの個性や特徴をチームの中で活かし、チームワークの重要性を感じてほしいという狙いを持っていました。今の1年生は、コロナの影響をもろにうけて高校生活を過ごしたこともあり、人と関わる中での自分が分からない、自己開示ができていないように見えました。なので、チームでワークをしてもらい、そのなかで自分の強みやチームの絆、リアルな感動体験をしてほしいという願いがありました。

特別授業を終えて内海先生は、中村プロデューサーのお話が普段はクールな1年生に刺さっていたと嬉しそうに話していました。学生の感想も一部紹介します。

  • 夢を叶える人は誰かを応援できる人と聞いて、自分はまだ理解できないが理解できるようになりたいと感じた。
  • 応援することが自分に返ってきて応援することが大事なのかなと思った。すごい大事なことで心に刺さった。
  • 人のために時間を使うと良いと話されていてびっくりしました。これからは、自分のために時間を使うだけでなく、他の人のためにも時間を使っていき、友達の手助けもしていきたいと思った。

今回、広報部として参加したのですが、取材中とても楽しく、勉強になる2時間でした。川畑アナウンサーのクイズは私も参加して一緒に解きたかったです。特に問題の1つにサッカー中継のピッチレポートのクイズがありました。私は、サッカー中継をよく見ます。ピッチレポートは、毎試合の途中に監督が選手に伝えている言葉や交代選手の情報などピッチの近くにいる人にしか分からない情報を伝えてくれます。毎試合レポートがあるので当たり前だと思っていましたが、たしかに声援で聞こえない時もあるな、その時どうやってレポートするんだろうと、普段意識していなかったので取材を忘れて真剣に答えを考えました。何気なく見ているニュースやスポーツ中継でも、トラブルが起きていて、それが視聴者には分からないように対応しているアナウンサーの凄さを感じました。
また、中村プロデューサーの「仲間を応援することが大切」という話を聞いて、なるほどと思うと同時に、自分にはできるのだろうかと考えさせられもしました。前述の通り私は4年生で、4月からは社会人になり、周りと比べられる中でライバルを素直に応援はできないと思ったからです。でも、そのことを内海先生に話したら「たしかにそうだよね、でも自分の経験上、仲間を応援できる人が上に居たような気がする。パワポとか資料作りがイマイチでもリーダーとかを任されていたな」と。中村さん、内海先生のお話を社会人になる前に聞けてラッキーだったと思いました。授業に参加できた1年生の後輩たちは、こんな経験が1年時にできて羨ましい限りです。

文責:学生広報部 北村 悠馬(嘉悦大学 経営経済学部4年)

pagetop