学生広報部レポート/卒業生インタビュー

学生広報部レポート/
卒業生インタビュー

みなさんこんにちは。学生広報部4年の水落です。今回は、2021年3月を以て嘉悦大学を卒業し、社会人1年目として働きだしている小林朋加さんに大学生活について・就職活動について・働いてみてという3つのテーマでインタビューをしてきました。
この記事を読んで、就活生や嘉悦大学に興味のある高校生が少しでも参考になればいいなと思います。
私も3月に大学を卒業し、今春から社会人として働くため、私自身はこれが最後の記事となります。
最後まで、読んでいただけますと幸いです。

インタビュアー
学生広報部 ビジネス創造学部4年 水落智也

インタビュイー
嘉悦大学2021年3月卒 小林朋加
所属ゼミ(研究会):岩月ゼミ
勤務先:アイ・ティー・エックス株式会社

水落: お久しぶりです。インタビューを受けていただきありがとうございます。

小林: いえいえ、よろしくお願いします。

水落: 大きく分けて学生時代のこと、就職活動をしているときのこと、現在についての3つを聞けたらと思ってます。よろしくお願いします。

学生時代について

水落: まず、嘉悦大学を選んだきっかけは何ですか?

小林: オープンキャンパスに行った際、白鳥先生の模擬授業を受けて、授業と先生に衝撃を受けて、こういう堅くない明るい雰囲気だったら入りたいと思って入学を決めました。

水落: なるほど。僕もまったく同じです。白鳥先生のテンションや人を引き寄せるパワーってすごいですよね。
ただ、所属ゼミは白鳥先生のところではなく、別の先生のゼミでフードビジネスを学ばれたのはなぜですか?

小林: 理由はちゃんと覚えてないけど、確か、食べるのが好きだったからだと思います(笑)。

水落: 意外と単純な理由だったんですね。ゼミではどんな内容のことをしていましたか?

小林: 大雑把に言うと、「食」を通じてお店の経営だとかを考えることです。細かく言うと、毎年恒例のマルシェで業者とのやり取りでビジネスを学ぶというのもありますし、自分たちで岩手に行って新しいコミュニティを開拓したりしてました。

水落: ゼミ以外に小林さんは、学内活動は何をしてましたか?

小林: ダンス部とSA(Student Assistant)、学生FDにも参加しましたし、イギリスに語学留学も行きました。

水落: 本当に色々とやられてましたね。そんな小林さんは、大学生活で一番頑張っていたことと、大変だったことはなんですか?

小林: 頑張ったことはゼミです。私たちのゼミはゼミ長というのがいなくて一人ひとりがちゃんとしないといけないという自覚を持っていました。
大変だったのは部活です。部長の役割が大変でした。色々ダンス部内でも問題やトラブルがありましたから大人数をまとめるのはすごく大変だと感じました。

水落: ダンス部は部員も多い人気の部活ですし、まとめるのは大変そうですね。
では、大学生活で一番思い出に残っているのはなんですか?

小林: 2年生の時にダンス部でやった学園祭のダンスパフォーマンスですね。
ダンス部に私の二つ上の先輩はいたけど、一つ上の先輩がいなくて二つ上の先輩と踊るのが最後で、学園祭最終日に号泣したのを覚えてます。そのタイミングで友達も部活を辞めるということがわかっていたので尚更でした。

就職活動について

水落: 就職活動を始めたのはいつ頃ですか?

小林: 4年生の4月頃です。

水落: 就活解禁から約1か月後ですが何か事情があったんですか?

小林: 2020年の3月頃はちょうどコロナウイルスが流行りだした頃で、焦りとかがなくなっていました。その後、5月ごろに内定を一つ貰って、終わったのは7月頃です。
最初は合同説明会にたくさん行ってたんですけど、友達が早い段階で就活エージェントの会社から内定をもらっていたので、その友達にエージェントを紹介してもらって就活を進めて、内定を複数もらいました。

水落: 入社した会社が人材派遣の会社ということですが、就活は人材派遣の会社を中心に行っていたんですか?

小林: 自分の中の大きな軸として、人に関わる仕事かどうかというのがあって、業界で絞るというよりもそういう軸を基準にしてました。

水落: では、受けた5社くらいの企業もそれぞれ違う職種だったんですか?

小林: そうですね。飲食系とかもありました。とにかく人と関われればという気持ちでした。

水落: 入社した会社とは別の内定を貰った会社はどんな会社だったんですか?

小林: タクシー会社です。

水落: タクシー!? タクシードライバー?

小林: 若い女性ドライバ―が多い会社というのもありましたし、おじいちゃんがタクシーの運転手だったので、身近な存在だったし、タクシーに乗ったお客さんと移動中に話すことができるので人に関わる仕事という面でいいと思い選考に進みました。

水落: でも、タクシー会社の内定を辞退し、人材派遣を選んだのはなぜですか?

小林: タクシー運転手も人と関わることができる仕事ですが、人材派遣の方がお客様と長い期間で関わることのできる仕事も多いので、人材派遣を選びました。

水落: 就活で、苦労したところ、大変だったところはどこですか?

小林: 結構ポンポンと決まっちゃったので苦労とか特にしてないんですけど、強いて言えば自己分析ですね。エージェントを使ったけどそれでも難しかったです。夢もないし、大雑把すぎて「これができればいいや」で考えていたので選ぶのが難しかったです。
ただ初めて自分の先の事を考える機会にもなりました。結局学生の頃は、目の前の楽しさしか見てなくて、就活を機に人生を長い目で見ることができるたのがいい点かなと思います。

水落: 就活で学内活動の経験って役に立ちましたか?

小林: とても役に立ちました。大学に入って、ダンスも初めてだったし、留学で海外に行くのも初だし、SAなどの学内アルバイトも初だし、学生FDに参加するのも初ということで大学生活でたくさんの挑戦をすることができたので、履歴書やガクチカに書くことに困りませんでした。

実際に働いてみて

小林: ところで、私、一回転職しているけどインタビュー的に大丈夫ですか?

水落: あ、そうなんですか。その経緯とか詳しく聞きたいです。

小林: 最初に人材派遣会社の正社員で入って、今はドコモで働いています。
派遣会社時代はドコモの代理店に派遣で行ってました。自分自身は人材派遣会社の正社員だけど、勤務先は代理店に派遣されている状態です。
派遣されている身なので給料もそんなにいいわけでもなく、丁度たまたまその代理店に辞める人がいるということもあり、その代理店に転職しました。

水落: そうなんですね。では今ドコモの代理店でどんな仕事をしているんですか?

小林: ドコモの店舗で窓口として働いていて、お客様の携帯機種変更やプランの変更などの手続きを行っています。
手続きの時間にお客様と話すことができ、人と関わる仕事に就けたのですが、大変なこともあって、個人の成績が見られるということです。ノルマは無いけど、店舗の目標はあるので、言われるわけではないけど謎の圧力みたいなものを感じることもあります。あとは、最近出張販売で店舗ではなくスーパーとかで働くことがあるんですけど、場所代とかもかかっているので、結果を出さないとというプレッシャーがあり、契約がゼロの時とかは怒られないけどメンタルにきますね。

水落: 逆に楽しいことややりがいはなんですか?

小林: 出張販売の時は契約ゼロの時はテンションがすごく下がるけど1件でもあればすごくテンションとモチベーションが上がりますね。あとは、お客さんからお礼に差し入れをもらうこともあってそれは、目に見える感謝なのでとてもやりがいだし、手続き後にお客さんが答えるアンケートがあるんですけど、そのアンケートで高評価をしてもらったときはとても嬉しいです。

水落: 社会人になって1年が経とうとしてますが、大学生の時と比べて生活の面で変わったことはありますか?

小林: 人によるかもしれないですけど、自分の時間が減りました。社会人になって起きて、仕事行って、帰ってきて、お風呂入って、寝て、起きての繰り返しで、うまい人はその中で自分の時間を作るのかもしれないけど、私は寝たいが勝ってしまうので無理ですね。大学4年生の時はもう授業を取り終わっていて大学に行くことがなく、そんなぐうたらな生活から今の生活に急にシフトチェンジするのはとても大変でした。なので、就職する前に生活リズムを整えるのが良いと思います。

水落: 学生時代にやり残したことなどはありますか?

小林: 正直そんな見当たらないです。遊ぶだけ遊んだし、やりたいことはやったし、バイトもやったしそんなに後悔とかは無いです。

水落: 嘉悦大学を卒業してよかったことはなんですか?

小林: 行動力や責任感が身につきました。ほぼゼミのおかげですが、ゼミ長がいない分自分達がやらないとという責任感が生まれ、やらないと何も進まないというところで行動力が身につきました。これはたぶんどのゼミでも味わえないと思います。

小林朋加さんから就活生へメッセージ

仕事をすれば、さらにやりたいこととか、これを極めたいっていうのが出てくる。
私も、もともと夢とかこれをしたいっていう意思がないまま仕事をしたけど、今こうやって、この仕事をして、これを極めたいと思って今の会社に転職しました。就活生の中でやりたいことが無いって思う人がすごく多いと思いますが、本当に深く考えすぎないでいいんじゃないかなと思います。私も「人と関わりたい」だけだったから。そこからやってみて違ったら転職すればいい話だし、今は転職できる時代なので、そんなに重くとらえなくてもいいと思います。

インタビューを終えて

また、社会人になって時間の使い方がすごく大切ということを知り、私も今から時間の使い方について考えようと思いました。そんな小林朋加さんのインタビューを読んで、就職活動にたいする考え方が少しでも変わってくれれば嬉しいですし、嘉悦大学に入学しようか迷っている高校生にもなにかきっかけを与えることができたら嬉しいです。

文責:学生広報部 水落 智也(嘉悦大学 ビジネス創造学部4年)

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