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シンポジウム「世界経済危機を迎える今、わたし達の生活を守れるか」の録画を公開しています(更新)

2011/12/05

嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科博士課程設置記念シンポジウム「世界経済危機を迎える今、わたし達の生活を守れるか」

このシンポジウムは、本学大学院ビジネス創造研究科の博士後期課程が来年4月より開設することを記念して行ったものです。基調講演に作家・経済評論家の堺屋太一氏をお迎えしてお話を伺いしました。NHK「ニュースセンター9時」初の女性キャスターを務めた国際政治学者の宮崎緑さんがコーディネーターとなり、本学の跡田直澄副学長、黒瀬直宏大学院研究科長、高橋洋一教授らが、パネルディスカッションを展開。先進国経済の行き詰まりと、新興国の成長鈍化で世界経済が大きな危機を迎える中、日本の進むべき道を、政府の経済政策や、日本の強みを支える地域経済、さらには人材の教育など、様々な側面から示していきました。

 

■ シンポジウムの録画をUstreamで配信中!

「嘉悦大学ビジネス創造研究科博士課程設置記念シンポジウム」の録画が、Ustreamで配信されています。
是非ともご覧ください。

http://www.ustream.tv/channel/嘉悦大学特別講義

■ 基調講演 堺屋太一氏

基調講演 堺屋太一氏

プロフィール:
東京大学経済学部卒業(1960年)後、通商産業省入省。日本万国博覧会の提案、企画・実施に携わる。沖縄開発庁に出向中には沖縄国際海洋博覧会及び観光開発を手掛けた。1962年通商白書では「水平分業論」を展開し、世界的に注目される。1978年に退官。作家として予測小説手法を開発、「油断!」「団塊の世代」「平成三十年」等のベストセラーの他、歴史小説「巨いなる企て」「峠の群像」「豊臣秀長」「世界を創った男 チンギス・ハン」等を執筆。また、1985年に出版した経済理論「知価革命」は世界8カ国語に訳され国際的評価を得ている。1998年7月~2000年12月まで経済企画庁長官を歴任。2010年上海万国博日本産業館代表兼総合プロデューサーを務め、好評を博する。




【基調講演の内容】
財政赤字、貿易赤字、企業の流出、外貨の企業買収、人口高齢化と、日本は、明治維新、世界大戦に続く、第3の敗戦という時代に突入している。一方、世界は、通貨、エネルギー、人口、技術停滞という4つの問題を抱えている。そのような状況で、日本が立ち直っていくためには、インフレ政策や行政の体制改革のほか、高齢者が働き、消費者として活き活きと生きられる社会を作ることである。




【パネルディスカッションにおける主要なコメント】
・縦割り行政による様々な統制を外せば、日本の経済は大変活性化するし、市場も大きくなる。さらに生活者も便利になる。
・高齢者が誇りと楽しみを持って生きられる社会にしていかないといけない。いわゆる好老文化。そのために高齢者に好まれる商品を開発すること。これまで、子供専用の商品を作ってきたが、高齢者のための商品は作ってこなかった。
・現在の産業界を見ると、全体的に大企業化が進み、業を起こす中小企業が少ない。背景には、若者の安全志向がある。

 

■ 総合司会 宮崎緑氏

総合司会 宮崎緑氏

プロフィール:
慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修了。 東京工業大学講師、千葉商科大学政策情報学部助教授・教授を経て現職。2010年より学部長。専門は国際政治学および政策情報学。また、屋久杉と大島紬の保護に取り組み、奄美パーク園長・田中一村記念美術館館長を兼務。昭和シェル石油株式会社監査役。日本社会情報学会理事、日本計画行政学会理事、ソニー教育財団理事等。中央教育審議会委員。神奈川県教育委員。文部科学省地方教育行政功労者表彰受賞。環境省3Rマイスター。経済産業省計量行政審議会委員、中央環境審議会委員、中央森林審議会委員等を歴任。NHK報道局「ニュースセンター9時」初の女性ニュースキャスターをつとめた。

 

■ パネリスト

嘉悦大学副学長 跡田直澄

【パネルディスカッションにおける主要なコメント】
・経済において、市場は利用するものであるのに、現在は、壊す動きが多いように感じる。今の経済状況で増税しようというのも、意図していないとしても、結果として市場を壊すことになる。
・経済を良い状況にもっていくためには、市場を利用しないといけない。自由化というのも本来は、市場を利用することを目的として行われなければならない。
・正しい市場を作っていくのは政府の仕事である。そこには規制も必要だが、規制と自由化するところのバランスを上手くとることが求められる。

嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科研究科長 黒瀬直宏

【パネルディスカッションにおける主要なコメント】
・企業がどんどん海外に出ていって日本は、大空洞化時代に突入していってるが、これを解決するためには、中小企業を活かさなければならない。中小企業は、まだまだ優秀な技術を持っているのだから。
・3.11の震災以降、横のつながりが強くなってきている。例えば、今、中小企業の防災連携を始めようという動きもある。これをきっかけにしてネットワークを築いていけば、新たに中小企業による水平構造の産業組織ができあがるだろう。

嘉悦大学経営経済学部教授 髙橋洋一

【パネルディスカッションにおける主要なコメント】
・日本は1000兆円の借金があるというが、その一方で650兆円の資産を持っている。しかし、資産のことは、言われずに、借金のことばかりが取り上げられ、財政危機を実際よりはるかに大きく見積もられている。
・現在は、非常な円高だが、これも当然で、アメリカが通貨をどんどん刷っているときに日本が刷らないと、円が希少価値で高くなる。実際、日本の円の量を、アメリカのドルの量で割ると、だいたい為替レートの数字になる。

 

■ お問い合わせ

嘉悦大学大学事務本部 
mail:uao@kaetsu.ac.jp
TEL:042-466-1711